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iOS16/iPadOS16/watchOS9/tvOS16の新機能と使い方

2022年6月6日(現地時間)に、3回目のオンライン開催となったWWDC2022(開発者向け会議)で発表された iOS16/iPadOS16/watchOS9/tvOS16 の新機能と使い方をまとめました。
WWDC 2022 - June 6 | Apple

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iOS16の使えるデバイス

iOS16 が使えるのは、 iPhoneシリーズでは、2017年以降に発売されたiPhone 8 / 8 Plus, iPhone X以降のみです。 今回から iPhone 6s/ 6s Plus iPhone SE(第一世代) iPhone 7 / 7 Plus は対象外になります。 また、iPod touchシリーズはすべて対象外となります。
iPadOS16 が使えるのは、 iPad Proの全モデル、2019年以降に発売されたiPad Air 3以降、2017年以降に発売されたiPad 5以降、2019年以降に発売されたiPad mini 5以降のみです。 今回から iPad Air 2 iPad mini 4 は対象外になります。 なお、iPadOSはバージョン16.0はリリースが断念され、正式リリースはiPadOS16.1となりました。
watchOS9 が使えるのは、 2018年以降に発売されたAppleWatch Series 4以降(SE含む)のみです。 今回から AppleWatch Series 3 は対象外になります。
tvOS16 が使えるのは、tvOS15/14/13と同様、2015年秋以降に発売された、 Apple TV HD(第四世代)、Apple TV 4K(6G/5G)のみです。
ただし、上記のすべての対象モデルで同じ機能が使えるわけではありません。 デバイスの性能により、使用できない機能もあります。
iOS16とwatchOS9は、9月12日月曜日(日本では13日火曜日)から、iPadOS16は10月25日から、一般ユーザーも無料でバージョンアップ可能となります。 また、iPadOS16の最初のバージョンは、iPadOS16.1となりました。

iOS16の新機能

ロック画面のカスタマイズ

パスコードロック 時のロック画面が大幅に改良されます。 まず、ロック画面にウィジェットが配置できるようになります。より多くの情報がアンロックすることなく確認できます。 またフルスクリーンデザインの音楽プレイヤーが提供され、ロック中でも音楽再生のコントロールができます。 後日提供されるLive Activitiesという機能で、配車サービスの到着状況やスポーツ試合の状況など、今進行しているアクティビティを、ロック画面の下部に固定表示することがきます。 そしてロック画面に大きく表示されている時刻表示のフォントと色が変更可能になります。 AppleWatchの文字盤のように、複数のロック画面を切り替えて使うことも可能になります。 そして 「 集中モード 」と連動して、時間や場所などの条件で、ロック画面を自動的に切り替えることも可能です。 逆に特定の「集中モード」とリンクされたロックスクリーンに切り替えることで、その「集中モード」を有効にすることもできます。
また各種の通知は、画面の下端から、上に向かってせりあがるように表示され、上下にスワイプすると、簡単に展開・折りたたみができます。
詳しいカスタマイズ方法については、 ロック画面・ホーム画面のカスタマイズ方法:壁紙・フォント変更・ウィジェット設定 をご覧ください。

ロック画面と壁紙を自動的に切り替える


(ショートカット) または (集中モード) のスケジュール機能を使うと、 Apple Watchの文字盤 と同様に、時間や場所など、いろいろな条件で壁紙を自動的に切り替えることができます。

ロック画面にアプリの情報を表示する


ライブアクティビティ(Live Activities)機能を使うと、タイマーの進捗や、スポーツなどの試合状況、配達・配車サービスの配達状況など、ロック画面にアプリの情報を表示することができます。 詳しくは下記をご覧ください。

集中モード

まず、集中モードのセットアップがより簡単になります。 また、Safariで特定のタブのみを表示したり、メールで特定のアドレスからの受信のみ表示することができるようになります。 Safariのタブグループ、カレンダーのイベント、メッセージの会話など、アプリ内の気が散るコンテンツをフィルターで除去できます。 アプリやユーザーからの通知を消音する機能も追加されます。
また上でも書いたように、集中モードとロック画面をリンクさせて、集中モードを有効にすると特定のロック画面を表示したり、ロック画面を切り替えることによって特定の集中モードを有効にすることができます。 これはApple Watchの文字盤でも同様です。集中モードと文字盤をリンクさせて切り替えが可能です。
Settings(設定)-(集中モード)の下に設けられる「集中モード状況(Focus Status)」メニューで、 どの集中モード中に、あなたが通知などを受け取らなくしていることをほかの人に知らせるかを、より簡単に選択できるようになります。 Settings(設定)-(通知)画面では、 集中モード中に通知を許可するユーザーやアプリを選択するだけでなく、特定の集中モードで通知を許可しないユーザーやアプリを選択することもできます。

メッセージ

iMessage として送信したメッセージは、それを長押しすると、送信後に編集したり、送信を中止することもできます。
会話の中から特定のメッセージだけ削除することも可能です。 削除したメッセージは、「フィルター」の下に新たに作成される「最近削除した項目(Recently Deleted)」フォルダに保存されます。 削除したメッセージは、30日以内であれば復元可能です。
詳しい使い方については、 「メッセージ」送信・編集・削除のしかた をご覧ください。 メッセージに「未読」マークを付けると、「フィルタ」の下に新たに作成される「未開封メッセージ(Unread Messages)」フォルダに保存されます。 メッセージアプリのアイコンにも、「新メッセージあり」を示す赤丸が付きます。 あとからまとめてメッセージを読みなおしたり、返信することができます。 デュアルSIM を使用しているときには、メッセージ(iMessages/SMS/MMS)をSIMカード別に並べ替えることができるようになります。 これを行うには、 設定(設定)-(メッセージ)-[不明な差出人をフィルタ]を タッチパネル:ON(オン) にしたうえで、メッセージアプリで (その他) アイコンをタップして設定します。
またFaceTime同様、メッセージ中でもSharePlay機能を使って、音楽やビデオを会話の参加者間で同時に再生することができます。 SharePlayは、iOS15で初めてFaceTimeに実装されました。

ミー文字


6種類の新しいポーズ、17種類の新しいまたは見直されたヘアスタイル、その他いくつかのオプションが追加されます。

オーディオメッセージ(音声)を送る方法が変更に


オーディオメッセージ(音声)の送信機能が、iMessageアプリに移されます。 単にマイクアイコンを押しながら録音するだけでOK。より簡単な手順でオーディオメッセージが送信できます。

米国の一部のキャリアでスパムメッセージの申告が可能に


米国の一部のキャリア(Verizon)で、スパムメッセージの申告が可能になります。 未知の送信者からのメッセージを長押しすると「Report Junk」という文字が表示されるので、これをタップすると申告できます。

共同制作(コラボレーション)


ひとつのドキュメントを参加者同士で共有し、リアルタイムに編集できる「共同制作(コラボレーション:Collaboration)」が搭載されます。 「共同制作」に招待されたすべてのユーザーでドキュメントが共有され、だれでも編集が可能になります。 これは、ファイル、Keynote、Numbers、Pages、メモ、リマインダー、Safariなどのアプリで使用できます。 サードパーティのアプリも「共同制作」をサポートするようになる見込みです。
「共同制作」を開始するのは簡単、共有したいドキュメントを開いて(共有)をタップし、「共同制作」を選んだうえでメッセージを送信するだけです。 FaceTime通話中やメッセージ経由でも共有することができます。

文字入力

音声入力中にソフトウェアキーボードを使ったタッチ入力を行うことができます。 同音異義語など、音声入力が難しい単語だけをキーボードから入力する、といった使い方ができます。 また音声入力中やSiriを使った入力で、句読点や絵文字を自動入力することも可能です。 ソフトウェアキーにタッチしたときにバイブレーションする機能も搭載されます。 これは Settings(設定)- (サウンドと触覚)- [キーボードのフィードバック]で設定します。

FaceTime

FaceTimeでHandoff(ハンドオフ)が使えるようになります。 あなたの持っているすべてのデバイスで同じAppleIDを使ってiCloudにサインインしていると、あなたがお持ちのiPod/iPad/iPhone/MacのどれかでFaceTimeを立ち上げた後、別のデバイスでその通話を引き継ぐことができます。 Handoff(ハンドオフ)の使い方については iCloudの使い方 をご覧ください。

Live Caption


FaceTimeの通話中に、自動的に会話内容が文字起こしされ表示される「Live Caption」が搭載されます。 ただし最初は英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、および米国)のみで利用可能で、iPhone 11以降、A12 Bionic以降を搭載した「iPad」、およびAppleシリコンを搭載したMacに限定されています。

メール

送信時間指定/送信キャンセル


メールは送信時間を指定したり、送信をキャンセルすることが可能になります。 ただし送信キャンセルが可能なのは、送信後10秒/20秒/30秒以内です。
詳しい使い方については、 「メール」送信テクニック:メールを書く・送信予約・送信キャンセル・引用・返事が来たら通知を受け取る をご覧ください。

あとから読むリマインダー


一旦開いたメールをじっくり読む時間がないときは、リマインダー通知を設定して、あとからもう一度じっくり読むことができます。
詳しい使い方については、 「メール」受信テクニック:メールを読む・探す・リマインダーする・VIP登録する をご覧ください。

返信の無いメールをフォロー


返信の無いメールを後からフォローするのに便利な機能が搭載されます。 メール本文に返信を期待するような文言を書いた送信済みメール(の一部)は、自動的に受信トレイの一番上に移動されます。 そしてタイトル部分に「Follow Up」ボタンが表示され、これをタップすると送信済みメールを引用したフォローアップメールの作成画面が開きます。 ただし日本語でもこの機能が使えるか否かは不明です。

ファイルの添付漏れなどをチェック


送信時に本文の内容がチェックされ、ファイルの添付漏れなどを判断し、通知してくれるようになります。 例えばメール本文に「添付」という文言を書いたのに何も添付されていない場合や、 「(人名)を追加」という文言を書いたのに、受信者に新しいアドレスが追加されていない場合などに、 入力漏れではないかを問いかける通知が表示されます。 ただし日本語でもこの機能が使えるか否かは不明です。

検索機能の強化


メールの検索機能も強化されます。綴りの間違いや同義語も補完して検索してくれます。 ただし、英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、および米国)でのみ有効です。

リッチリンク対応


メッセージやメモアプリですでに対応されている、リッチリンクに対応します。 マップの位置情報やWebサイトのURL、AppleMusicの音楽などが、本文中でプレビュー可能な形で埋め込まれます。

BIMI対応


メールのヘッダーの横に企業ブランドのロゴと「デジタル認証」の文字が表示される、 BIMI(Brand Indicators for Message Identification)スタンダードに対応します。 企業ブランドから送信された認証済みメールであることが確認できるようになります。

写真

iCloud共有写真ライブラリ(iCloud Shared Photo Library)


自分を含めて最大6人のメンバー間で、 iCloud写真 に格納している写真を、「iCloud共有アルバム」を使って"自動的"に共有できる機能です。 あなたのiCloud写真にあるすべてのものを共有することも、すきな写真だけを選んで共有することも、日付や写真に写っている人物などに基づいて自動的に共有することもできます。 デバイスから、共有するのに向いている写真の提案を受け取ることもできます。 この共有ライブラリに参加しているメンバーが近くにいるときには、カメラアプリのナイトモードボタンの右に表示されるSHARED LIBRARYボタンを使って、撮影した写真をBluetooth経由ですぐさま共有することもできます。 共有された写真は、すべてのメンバーの「メモリー」、「おすすめの写真」、そして写真ウィジェットに表示されます。
このメンバーには、 iCloudファミリー共有 に参加していない人も含めることができます。
共有ライブラリ(iCloud Shared Photo Library)を有効にするには、iCloudの設定画面で[写真]の下にある「共有ライブラリ(Shared Library)」をタップします。 すると5人のメンバーを選ぶ画面となり、つづいて共有ライブラリに含める写真を選択します。すると共有ライブラリの内容をプレビューすることができます。 問題なければ、メッセージ又はメールでメンバーに通知すると共有が始まります。
共有ライブラリを作成した人が「ホスト」となり、その人のiCloudストレージが写真の保存に使用されます。 ホストが個人で管理している写真を共有ライブラリに追加した場合は、写真はコピーされるわけではなく、使用容量も変化しません。 また、招待された各ユーザーは、自分のライブラリであるかのように、写真を追加、編集し、キャプションを書き込み、お気に入りにセットし、削除できます。

削除されたアルバムをロックする


非表示に設定、および最近削除されたアルバムをロックする機能が追加されます。 これらにアクセスするにはTouchIDまたはFaceIDによるユーザー認証が必要です。 iOS16をインストールすると、これら両方のアルバムはデフォルトでロックされます。

重複した写真を検出する


(写真)-[アルバム]画面をスクロールすると「その他」欄に「重複項目(Duplicates)」というアルバムが現れます。 ここには機械学習を使って、あなたのアルバム全体から、重複している写真を抽出してくれます。 「重複項目(Duplicates)」アルバムには、重複している写真ごとに「結合(Merge)」ボタンがあります。これをタップすると、ひとつにまとめる(一方が削除される)ことができます。 また、画面右上の「選択」をタップすると、複数の重複している写真をタップして、それぞれを同時に「結合(Merge)」することも可能です。 さらに「すべてを選択」をタップすると、すべての重複している写真を「結合(Merge)」することも可能です。 重複している写真の中から高品質の画像のいずれかが選択され、重複している各画像からタグなどのメタデータが収集され、残す画像に設定されます。 そして削除された画像は「最近削除した項目」に移動されます。30日以内であれば、ここからもとに戻すことができます。

「ピープル」アルバムの並べ替え


「ピープル」アルバムをアルファベット順に並び替えるオプションが追加されます。

編集のやりなおし/コピー/ペーストが可能に


(写真)アプリで「編集」機能を使うとき、従来は「編集」完了後の適用/キャンセルのみが選べましたが、ワンステップずつやりなおし(アンドゥ/リドゥ)が可能になります。
また、「編集作業」のコピー/ペーストが可能になります。 ひとつの写真に対して行った編集作業を「コピー」して別の写真に「ペースト(適用)」することで、複数の写真に対して、同じ編集をワンタッチで行うことができます。 写真を表示しているときに画面右上にあるアイコンをタップすると表示されるメニューから、「編集内容をコピー(Copy Edits)」メニューで編集作業を「コピー」できます。 そして別の写真を開いて「編集内容をペースト(Paste Edits)」メニューでそれを適用することができます。

Live Text:文字の解析

iOS15で追加された、写真やカメラに写っている文字を読み取る「Live Text」機能が、ビデオでも使えるようになります。 再生中のビデオを一時停止して、そこに写っている文字を読み取ったり、コピペしたり、翻訳することができるようになります。
また、Live Textにも長押しして各種機能を呼び出す「クイックアクション」が使えるようになります。 URLからWebサイトを開いたり、翻訳したり、画像から読み取った価格表示を使って「通貨換算」することも可能になります。
この機能はCPUに A12 Bionic 以降を搭載した、iPhone XS/XR以降、iPad mini 5以降、iPad Air 3以降、iPad 8以降、iPad Pro 3G以降で使用可能です。
詳しい使い方については、 写真やカメラに写っている文字を読み取る・翻訳する・通貨換算する : Live Textの使い方 をご覧ください。

Visual Look Up:画像の切り出しと背景の削除

北米ではiOS15で追加された、写真やカメラなどの映像をタップすると、何が映っているかを解析するVisual Look Up機能が、いよいよiOS16で、日本でも使えるようになります。 また、写真から被写体を切り抜いて、メールやメッセージなどにステッカーのように貼り付けることができるようになります。 写真に写っている人物や動物などのオブジェクトを、背景と分離して「切り抜き」することができます。 この機能は"lift subject from background(背景から被写体を持ち上げる)"と呼ばれています。
この機能はCPUに A12 Bionic 以降を搭載した、iPhone XS/XR以降、iPad mini 5以降、iPad Air 3以降、iPad 8以降、iPad Pro 3G以降で使用可能です。
詳しい使い方については、 写っているものを判別する・切り抜く・背景を削除する : Visual Look Upの使い方 をご覧ください。

ウォレット / Apple Pay

ウォレットに保持されている家、車などの電子キーは、メッセージ、メール、WhatsAppなどのメッセージングアプリを使用して、安全に他のユーザーと共有できるようになります。 家族と電子キーを共有したり、内装業者などに一時的に自宅の電子キーを使わせたりできます。
「Apple Pay Later」機能で、無利子で、支払いを6週間の期間で4回の分割払いにすることができます。 ApplePayに注文の追跡機能が追加され、ウォレットアプリ内で到着時期が確認できます。 なお、これらの機能が日本国内でも使えるようになるかは不明です。
また、運転免許証やIDカードをウォレットアプリに登録できるアメリカでは、IDまたは年齢の確認が必要な一部のアプリで、ウォレットアプリに保存されているIDカードを提示できるようになります。
対応しているアプリ内では、1回のトランザクションで複数の販売者に料金を支払うことができるようになります。 たとえば旅行アプリで、フライト、レンタカー、ホテルの部屋などを1枚のApplePay支払いシートでまとめて購入できるようになります。

マップ

iOS15でも展開が進んでいる3D表示のデザイン改善がさらに6都市に展開されます。 また、新たに11か国での展開が進みます。
経路探索のユーザーインターフェースが大幅に改善されます。 そして15か所までの複数ポイントを結ぶような経路探索が可能になります。 マップアプリで経路検索をすると表示される「経由地を追加(Add Stop)」をタップし、地名や施設名などを入力するとポイントが追加できます。
詳しい使い方については、 マップ(地図)で道順案内(ナビゲーション)する をご覧ください。

Family Checklist

子供の年齢に応じで簡単にセットアップできるペアレンタルコントロールを搭載。 子供の成長に合わせて、コントロール設定を簡単に調整できます。

家族向けのクイックスタート

iPhoneの機種変更時に使う「クイックスタート」機能で、子供向けのiPhoneを簡単にセットアップすることが可能になります。 子供用に準備したiPhoneのそばにあなたのiPhoneを置いて、「クイックスタート」でセットアップを行います。

個人情報安全性チェック(Safety Check)

これはSettings(設定)-プライバシー(プライバシーとセキュリティ)の中に新たに設けられる項目です。 他のアプリ、他のユーザー、他のデバイスとのデータ共有をすばやく遮断することができます。 他のユーザーに許可しているデータと場所へのアクセスを確認してリセットしたり、すべてのデバイスでiCloudからサインアウトしたり位置情報をオフにしたり、メッセージの同期を自分の手元のデバイスだけに制限したり、連絡できるユーザーを制限したりできます。 これは特に家庭内暴力など、虐待的な状況に陥ったユーザーを支援することを目的としたものです。 現在自分がどんな情報を共有しているかを確認するのにも役立ちます。

ホーム

まず、より分かりやすく操作しやすいように、「ホーム」アプリのデザインが見直されます。 「部屋」画面による分類が無くなり、すべてのアクセサリは「ホーム」画面からコントロールします。 アクセサリ名を長押しすると、「ホーム」画面から隠すこともできます。 そして各ホームデバイスのカテゴリーを示すアイコンの種類が増加します。
そして2022年末には、他社のホームオートメーションプラットフォームとデバイスを共有できる「 Matter規格 」に正式対応。 これまでのアップルHomeKit対応ホームデバイスだけでなく、SamsungのSmartThings、AmazonのAlexa、GoogleのAssistant規格に対応したホームデバイスも、まとめてHomeアプリでコントロールできようになる見込みです。
また、ボタン等を操作したときの反応が、今までより速く、安定したものになります。 ただそのためには、「ホーム」アプリを設定しているあなたのすべてのデバイスが、iOS16以降にバージョンアップされている必要があります。

Safari

タブグループの改善


iOS15で追加された、複数のWebページをまとめて保存できる「タブグループ」を、ユーザー間で共有することができるようになります。 共有したユーザーが新たなタブを追加したり、どのタブを使っているかを見ることができます。 タブ一覧画面で(共有)をタップすると表示されるシェアシートから共有します。
タブグループには、それぞれに専用のスタートページが準備され、お気に入りページや良く訪れるサイトが表示されます。 タブ一覧画面で画面左下の「+」をタップして空のページを開き、その画面の一番下にある「編集」をタップすると、スタートページが編集できます。
また、タブグループ内のお気に入りのタブ(Webサイト)を「ピン止め」することができます。ピン止めしたタブは、Safari起動時にいつも開かれた状態になります。 タブをピン止めするには、SafariのURLバーを長押しして、[タブを固定(Pin Tab)]オプションを選択します。

Safari extensions(機能拡張)のデバイス間同期


iOS15で搭載されたSafari extensions(機能拡張)機能が、iCloudを経由してデバイス間で同期されるようになります。 ひとつのデバイスにインストールした機能拡張は、自動的にあなたの所有しているほかのデバイスにもインストールされます。 これを有効にするには 設定(設定)-Safari(Safari)-[機能拡張] に新たに設けられる「デバイス間で共有」を タッチパネル:ON(オン) にします。

Safariの設定のデバイス間同期


Safariの各種設定が、iCloudを経由してデバイス間で同期されるようになります。 これを有効にするには 設定(設定)-Safari(Safari) に新たに設けられる「デバイス間で共有」を タッチパネル:ON(オン) にします。

パスワード編集


Webサイトのために自動生成される強力なパスワードを、Webサイトの要求に合わせて、ユーザーが編集することが可能になります。 文字数や使用する文字の種類などが、Webサイトの要求に合わなかった場合に、それを編集して使うことができます。

Passkeys (パスキー)


Webサイトへのログインでパスワードが不要になる「 Passkeys (パスキー) 」機能が搭載されます。 これはWebサーバーに保存されないデジタルキーで、エンドツーエンド暗号化を備えたデバイス間でiCloudキーチェーンを使用して同期可能。 認証にはTouchIDとFaceIDを使用します。

オプトイン方式のWeb通知


2023年には、オプトイン方式(ユーザー選択式)のWeb通知をサポートする予定です。 Safariおよび他のブラウザーを介して、ユーザーが許可したWebサイトからのプッシュ通知を受信できるようになります。

フィットネス

AppleWatchを持っていない人でも、iPhoneだけを使って「ムーブ」の消費カロリーを計測することができるようになり、「ムーブ」のゴールを設定して、消費カロリーに従ってリングを表示することができます。 またサードパーティのエクササイズアプリの情報を読み取って、アクティビティとして反映できます。 ただしAppleWatchを所有していないと「スタンド」「エクササイズ」のリングは表示されません。
また、これまではAppleWatchのユーザーのみが利用できた、有料の「 Fitness+ 」サービスが、AppleWatchを持っていない人でも使用可能になります。 AppleWatchを持っていなくても、iPod/iPad/iPhoneのホーム画面に(フィットネス)アプリが表示されるようになり、ここから「Fitness+」サービスがスタートできます。 (ただし「Fitness+」サービスは日本では始まっていません。)

ヘルスケア

服薬(Medications)管理機能が追加されます。 (ヘルスケア)-[ブラウズ]画面に、新たに「服薬(Medications)」メニューが追加されます。 ここでは、服用している薬・ビタミン・サプリメントなどのリストを作成・管理したり、服用スケジュールとそのリマインダー通知を作成したり、摂取量を追跡することができます。 米国のユーザーは、カメラを薬のラベルに向けると、薬の情報をアプリに登録したり、その薬に関する情報を読んだり、相互作用に関する警告を受信したりできるようになります。 薬のデータは家族と共有することもでき、服用記録等はアプリ内からPDFに変換することもできます。
Apple Watchの「服薬(Medications)」アプリを開いて登録した薬の一覧を見たり、服用時にチェックしたり、[服用済み]または[スキップ済み]をタップしてログ記録することができます。

対応ゲームコントローラーの追加

これまでに加えて、より多くのBluetoothゲームコントローラーがサポートされます。 任天堂のジョイコン、プロコン、ゲームキューブコントローラーなどが、iPhone, iPad, AppleTV で使えるようになります。
任天堂のジョイコン、プロコンを接続するには、まずiPod/iPad/iPhoneのBluetooth画面を開くか、AppleTVの場合は[リモートとデバイス]-[Bluetooth]を開きます。 そしてコントローラーのペアリングボタンを長押しします。するとコントローラーのランプが点滅し、デバイスのBluetooth機器一覧に、コントローラーの名前が現れます。 この名前をタップすれば接続されます。 コントローラーをゲーム機又は別のデバイスとペアリングした後は、もう一度上のペアリングの手順を行います。
また、iPod/iPad/iPhone/AppleTVに接続したゲームコントローラーは、カスタマイズすることが可能です。 ゲームコントローラーをデバイスに接続した状態で、 設定(設定)-(一般)-[ゲームコントローラー] 画面を開くと、ゲームアプリごとにコントローラーのプロファイルを作成することが可能です。 コントローラー上のすべてのボタンと機能を自由に割り当てられます。

アクセシビリティ

起動音を鳴らす(iPhone14シリーズ以降のみ)


視覚に障害のある方向けに、iPhoneの起動時、電源OFF時、再起動時にチャイムが鳴るように設定できます。 設定(設定)-(アクセシビリティ) 画面の「聴覚サポート」欄にある[オーディオ/ビジュアル]画面を開き、「電源ON/OFFサウンド」を タッチパネル:ON(オン) にします。

ドアの検出


5月17日に ニュースルーム で発表された通り、 (拡大鏡) アプリに、視覚に障害のある方向けの「ドアの検出」機能が搭載されます。 ドアの位置、ドアがどれだけ離れているか、ドアを開ける方法を検出してナビゲートしてくれます。 ドアに書かれている部屋番号や車椅子アクセス可能を示す記号なども読み上げてくれます。 この機能は2020年以降に発売され、LiDARセンサーを搭載した、iPhone Proシリーズ(iPhone 12 Pro以降), 12.9インチiPad Pro(第四世代以降), 11インチiPad Pro(第二世代以降)で使用可能です。

Apple Watchミラーリング


「Apple Watch Mirroring」機能により、ペアリングされたiPhoneから、watchOS9以降にアップデートしたAppleWatchを、リモートコントロールできます。 AppleWatchのような小さいデバイスの操作が困難な人でも、AppleWatchの利便性が享受できます。AppleWatchで計測した心拍などの情報を、iPhoneの大きな画面で見ることもできます。 設定(設定)-(アクセシビリティ)-[Apple Watchミラーリング]画面を開き、 「Apple Watchミラーリング」を タッチパネル:ON(オン) にすると、iPhoneの画面にAppleWatchの画面が表示されます。

Live Caption(リアルタイム字幕)


聴覚障害者や難聴者向けに、Live Caption(リアルタイム字幕)が提供されます。 電話やFaceTime通話、ビデオ会議やソーシャルメディアアプリ、メディアコンテンツのストリーミング、隣の人との会話など、あらゆるオーディオコンテンツに字幕が表示可能になります。 ただし最初は英語(オーストラリア、カナダ、インド、シンガポール、英国、および米国)のみで利用可能で、iPhone 11以降、A12 Bionic以降を搭載した「iPad」、およびAppleシリコンを搭載したMacに限定されています。

その他の機能強化


画面の読み上げ機能であるVoiceOverには、ベンガル語、ブルガリア語、カタロニア語、ウクライナ語、ベトナム語など、20を超える追加のロケールと言語のサポートが追加されます。
Buddy Controller機能で、ケアプロバイダーや友人にゲームのプレイを手伝ってもらうことができます。 任意の2つのゲームコントローラーを1つに結合して、複数のコントローラーで1人のプレーヤーの入力とすることができます。
Siri Pause Time機能で、発音障害のあるユーザーが、Siriがリクエストに応答するまでの待機時間を調整できます。
Voice Control Spelling Modeでは、音声入力時に、カスタムスペルを指定することができます。
サウンド認識 では、自宅にある機器のアラーム、ドアベル、電化製品など、ユーザー環境に固有の音を認識するようにカスタマイズできます。 ブック アプリには、新しいテーマや、テキストを太字にしたり、行、文字、単語の間隔を調整したりするなどのカスタマイズオプションが搭載されます。

その他の新機能


Face ID(顔認証)


iPhone本体をランドスケープ(横長)にしていてもFace IDによる顔認証が動作するようになります。 ただし、この機能は全てのデバイスで使えるわけではないようです。最新のiPhone13シリーズ以降のみに限定される可能性があります。

メモ


iPadOS15でiPadシリーズ向けに登場した「 クイックメモ 」機能が、iPhoneでも使えるようになります。 クイックメモは、他のアプリでコンテンツを開いているときに、(共有)をタップすると表示されるシェアシートから「新規クイックメモに追加」メニューを選んで開きます。 あるいはコントロールセンターに新たに設けられるクイックメモアイコンをタップすると開きます。 スクリーンショット採取時には、「クイックメモに保存」オプションメニューが表示されるようになります。 また メモのロック には、 デバイスのパスコード が使えるようになります。メモごとに別のパスワードを覚えておく必要が無くなります。 今まで通りメモごとのパスワード(カスタムパスワード)を使用することも可能です。 これは 設定(設定)-(メモ)-[パスワード] で切り替えます。
スマートフォルダ 」では、新しいカスタマイズ可能なフィルタにより、作成日、添付ファイル、チェックリストなどに基づいた整理ができます。

リマインダー


リマインダーの「共有リスト」に入っているメンバーは、そのリマインダーに新しいアイテムが追加されたり、アイテムが完了したときに、通知を受け取ることができます。 また作成したリストをテンプレートとして再利用できるようになり、お気に入りのリストをピン止めして簡単にアクセスすることもできます。 「今日」「日時設定あり」リストでアイテムが日時ごとにグループ化され、リマインダーの表示と追加が簡単になりました。 新しい「完了」リストを使用すると、完了したすべてのリマインダーを、完了時刻などの詳細とともに1か所で確認できます。
設定(設定)- (リマインダー) 画面には、「期限が今日のバッジを含む(Include Due Today)」オプションが設けられ、期限が過ぎたアイテムだけでなく、期限が過ぎていなくても、期限が今日になっているアイテムの両方をバッジカウントに含めるよう設定できます。

翻訳


翻訳アプリにカメラモードが搭載され、カメラで撮影した画像からテキストを抽出して、翻訳することができます。 また、新たにトルコ語、タイ語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語がサポートされます。

ミュージック


Apple Music‌で、これまでの楽曲に対する「ラブ」に加えて、アーティストに対して「お気に入り」を登録できるようになります。 画面右上の星マークをタップすると、再生中の音楽のアーティストが「お気に入り」になります。 Apple Music‌で、よりあなたの好みに合った音楽が提案されるようになります。 また、プレイリストのソート順序としてタイトル、アーティスト、アルバム、リリース日の昇順/降順が選べるようになります。

ミュージック認識


デバイスの周囲で流れている音楽を解析して、曲名などを知ることができる「ミュージック認識」が、ようやく「Shazam」アプリと連携するようになります。

ブック


画面のデザインが見直されます。 すべての機能の呼び出しは、画面右下のメニューボタンからアクセスするようになります。

株価


複数のウォッチリストが作成できるようになります。 いろいろな基準で、シンボルをグループ化できます。 企業の収益レポート発表日をカレンダーに追加できます。 新しいウィジェットオプションを使用して、さらに多くの情報を一目で確認できます。

コントロールセンター


任意のアプリが使用した、個人情報にかかわるセンサー類、すなわちカメラ、マイク、位置情報などの使用状況を簡単に確認できるようになります。 アプリ起動後にコントロールセンターを開いたときに、上部にセンサー類のアイコンが表示されたときは、これを短くタップすると、そのアプリのセンサー類の使用状況が一覧表示されます。

ホーム画面にSpotlight検索ボタン


ホーム画面のドックのすぐ上に、Spotlight検索ボタンが設置されます。 これはSettings(設定)-[ホーム画面]の「検索」欄にある「ホーム画面に表示(Show Spotlight)」スイッチで、表示をON/OFFできます。 メッセージ、メモ、ファイルなどのアプリ内の画像検索もできます。 Spotlight検索画面からタイマーやショートカットの起動も可能になります。

連係カメラ(Continuity Camera)


iPhoneをMac(macOS Ventura搭載機)のWebカメラとして使う機能です。 2ファクタ認証 を有効にしているiPhoneとMacに同じAppleIDでサインインし、同じLANに接続します。 そしてiPhoneをアンロックすると、それがMacでカメラデバイスとして認識されます。 Macのコントロールセンターにあるカメラとマイクのオプションで、iPhoneのカメラとマイクが選べるようになります。 Macのシステムカメラとして認識されるので、Mac上でカメラとマイクを使うあらゆるアプリで、iPhoneのカメラとマイクが使えます。 また、iPhoneのFaceTimeカメラのように、顔を追跡するCenter Stage, 背景をぼかすPortrait, 顔を明るくするStudio Light機能が選択可能。 さらにユーザーの手前下方の「机の上」を映す、Desk Viewという機能も使えます。 マイクではSound isolation機能も選択可能です。
この機能はiPhone XR以降で、Center StageとDesk View機能はiPhone 11以降で、Studio Light機能はiPhone 12以降で使用可能です。

iPhone13シリーズのカメラ機能強化


iPhone13シリーズのカメラで、2つの機能強化が行われます。 ポートレートモードでは、従来の背景のぼかしを調整するだけでなく、前景にあるオブジェクトをぼかして、よりリアルな被写界深度効果を得ることができます。 またシネマティックモードでは、ぼかしの品質が向上します。髪の毛や眼鏡のエッジの周りなどで、より正確な被写界深度効果が得られます。

AirPodsの設定方法改善&空間オーディオ(Spatial Audio)のパーソナライズ


設定(設定)-[(ユーザー名)]画面にあなたのAirPodsの名前が表示され、ここをタップするとAirPodsに関するいろいろな設定ができるようになります。
また空間オーディオに対応したAirPodsを持っているときは、ユーザーに合わせてより細かく調整された3Dオーディオを楽しむことができます。 iPhoneのTrueDepthカメラを使用して、iPhoneで耳と周囲の領域をスキャンして個人プロファイルを作成することにより、ユーザーの顔の形に合わせた調整が行えます。

連絡先


重複する連絡先が検出されると、連絡先一覧のトップに「Duplicates Found」という表示が現れます。 これをタップすると、それらを結合するか無視するかが選べます。

天気


時間ごと、日ごとの天気予報をタップすると、より詳しい情報が表示されるようになります。 気温、湿度、降水量、その他の変化が詳しいグラフで表示されます。 この先1時間の分ごとの予報、この先10日間の時間ごとの予報も見ることができます。 また、竜巻、嵐、洪水などの悪天候に関する政府からの通知を受け取ります。
これらの情報は、2020年にアップルが買い取ったDark Sky社のデータを活用しています。

Apple TVアプリ


ビデオ再生画面のユーザーインターフェースが若干改善されます。
また、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアに於いては、現在実施中のスポーツの試合経過が画面に表示できるようになります。

削除可能となるアップルオフィシャルアプリが増加?


iOS16では、削除可能となるアップルオフィシャルアプリが増加しそうです。 最初のベータ版では、カメラ、時計、探す、ヘルスケアが削除可能となっています。 また、iOS16.1ではウォレットが削除可能となっています。 これは今後変更される可能性があります。 また、アプリを削除しても、その基本機能はそのままデバイス本体に残ります。

自動セキュリティアップデート


従来のiOSのバージョンアップとは独立して、緊急のセキュリティアップデートが自動でプッシュ配信されるようになります。 設定(設定)-(一般)-[ソフトウェアアップデート]-[自動アップデート]画面に、 新しい[セキュリティ対応とシステムファイルをインストール(Install System and Data Files)]オプションが追加され、これを タッチパネル:ON(オン) にすると、セキュリティアップデートが自動でインストールされます。 このオプションはデフォルトで タッチパネル:ON(オン) になっています。 また 設定(設定)-(一般)-[情報] 画面には[iOSバージョン]メニューが設けられ、ここをタップすると、インストールされているiOSのバージョンと、その簡単な説明が表示されます。

クリップボードのセキュリティ強化


クリップボードを経由してアプリ間でデータをやり取りするときに、ユーザーの許可が必要となります。 アプリが、別のアプリのコンテンツを貼り付けるために、ペーストボードにアクセスするときには、ユーザーに許可を求めるようになります。 不用意に、クリップボード経由でサードパーティアプリにデータを採取される可能性が無くなります。

二段階認証を要求するアプリ・サービスにワンタッチでサインイン


アプリやサービスにサインインするときに、ユーザーが手動で二段階認証のワンタイムパスコードを入力する必要がなくなります。 設定(設定)-[パスワード]-[パスワードオプション]画面で、ワンタイムパスコードを入力するのに使用するアプリが指定できるようになります。 ここに(Google Authenticator)などのアプリを指定しておけば、自動的にワンタイムパスコードを入力してくれます。

CAPTCHA入力をバイパス


アプリやサービスにサインインするときに、「ロボットではありません」を確認するために、特定の画像をタップさせる仕組み「CAPTCHA」がありますが、この入力をスキップすることができるようになります。 設定(設定)-[(ユーザー名)]-[パスワードとセキュリティ]画面で、 「自動認証(Automatic Verification)」を タッチパネル:ON(オン) にすると、CAPTCHA入力がバイパスされます。 iCloudがバックグラウンドでデバイスとApple IDアカウントを自動的かつプライベートに検証することにより、アプリやWebサイトがCAPTCHA検証プロンプトを表示する必要をなくします。 この設定はデフォルトで タッチパネル:ON(オン) になっています。

Passkeys (パスキー)


従来のパスワードを用いる各種サービスへのログイン方法を置き換えるもので、パスワードを不要にするものです。 パスワードを入力する代わりに、生体認証を使って、デバイスに保存された「passkey」を使います。 これはWebの認証システム標準「 Web Authentication ("WebAuthn") 」に準じた仕組みで、公開鍵暗号を使ったセキュリティ機能です。
一旦デバイス上で「passkey」を設定すれば、以降はFaceIDやTouchIDを使って認証ができるようになります。 サービスにログインしようとすると、Webサイトやアプリから認証要求がプッシュされるので、FaceIDやTouchIDで認証すればOKです。 また、「passkey」はiCloudを介してデバイス間で共有されるので、ユーザーが設定するのは最初の1回だけです。 さらにiPhone, iPadを使用してQRコードをスキャンし、生体認証を使用して認証することにより、Apple以外のデバイスでアカウントにログインすることもできます。 アップルのデバイス上では、すでに iCloudキーチェーン を使って同様の仕組みが提供されていますが、今回の対応はGoogleとMicrosoftも参加してFIDO Alliance の枠組の中で業界標準としての取り組みです。
この機能の使いかたについては パスワード入力を省略/CAPTCHA入力をバイパス:パスキーの使いかた をご覧ください。

ロックダウンモード(Lockdown Mode)


これはSettings(設定)-プライバシー(プライバシーとセキュリティ)の中に新たに設けられる項目です。 国家の支援によりスパイウェアを開発している民間企業から「標的を絞ったサイバー攻撃」のリスクにさらされる可能性のある「ごく少数」のユーザー(ジャーナリスト、活動家、公務員など)を保護することを目的とするものです。 しかし、どのユーザーでも使用することができます。
ロックダウンモードはデフォルトでオフになっており、Settings(設定)-プライバシー(プライバシーとセキュリティ)-[ロックダウンモード]画面で有効にできます。 オンにした後は、同じく[ロックダウンモード]画面でいつでもオフにすることができます。 ロックダウンモードを有効または無効にするには、デバイスを再起動し、デバイスのパスコードを入力する必要があります。
ロックダウンモードを有効にすると、機能、アプリ、およびWebサイトの機能を厳密に制限または無効にすることにより、「極度の」レベルのセキュリティが提供されます。
たとえばメッセージアプリでは、画像以外のほとんどの添付ファイルがブロックされ、リンクプレビューなどの一部の機能が使用できなくなります。 以前に電話をかけたことのない人からのFaceTime通話の着信はブロックされます。 以前に招待したことのない人からの他のAppleサービスへの招待もブロックされます。 ユーザーがサイトをロックダウンモードから除外しない限り、ジャストインタイム(JIT)JavaScriptコンパイルを含む、いくつかの複雑なWebテクノロジーとブラウジング機能は無効になります。 この保護は、Safariだけでなく、WebKitを使用するすべてのWebブラウザに適用されます。 写真アプリから共有アルバムが削除され、新しい共有アルバムへの招待はブロックされます。 デバイスのロック中には、有線(USBケーブル)によるパソコンやその他のデバイスとの接続がブロックされます。 また、構成プロファイルをインストールすることができなくなり、デバイスをモバイルデバイス管理(MDM)システムに登録することはできなくなります。
ロックダウンモードを有効から無効に戻した後は、共有アルバムなどのいくつかの機能がオフになっているので、手動で設定しなおす必要があります。 今後もロックダウンモードには新たな機能制限が追加されていく見込みです。

LTE携帯電話回線経由のiCloudバックアップ


従来のWi-Fi/5G経由だけでなく、LTE携帯電話回線経由のiCloudバックアップが採取できるようになります。

eSIMをBluetoothで別デバイスに移す


新しいデバイスのセットアップ時に、古いデバイスに設定されているeSIMを、Bluetoothで移行する機能が搭載されます。 設定(設定)-モバイル通信(モバイル通信)-[eSIMを設定(Set up eSIM)]メニューから移行可能です。 ただし、古いデバイスでもiOS16以降が動作していて、新しいデバイスと古いデバイスを近くに置き、古いデバイスをアンロックし、Bluetoothを有効にしていなければなりません。 また、この機能が動作するには、そのeSIMをサービスする携帯キャリアの協力が必要です。 すべての国で、すべてのキャリアのeSIMで動作するわけではありません。

Wi-Fiアクセスポイントのパスワードを表示する


現在接続中、あるいは過去に接続したことのあるWi-Fiアクセスポイントの、パスワードを表示することができるようになります。 (設定)-(Wi-Fi)画面で アクセスポイント名の右端に表示されている information をタップし、新たに設けられた[パスワード]欄をタップし、FaceID/TouchIDで認証すると、パスワードが表示されます。
またWi-Fiアクセスポイント一覧画面では、各アクセスポイントが「KNOWN NETWORKS」「MANAGED NETWORKS」 に分類されて表示されます。

バッテリー残量のパーセント表示


ホーム画面右上に表示されるバッテリー残量が、数値(パーセント)で表示できるようになります。 設定(設定)-バッテリー(バッテリー)画面で、 「バッテリー残量(%)」を タッチパネル:ON(オン) にします。

Developer Mode (開発者モード)


ユーザーが「開発者」であることが確認できた場合に、App StoreやTestFlight機能を介さず、「Configurator」を介して任意のアプリ(".ipa"形式ファイル)を直接インストールできる機能です。 潜在的に有害なアプリを誤ってインストールしてしまうことを防ぐことができます。 この開発者モードをオンにするには、デバイスの再起動や複数の警告の確認など、いくつかの手順を実行する必要があります。 悪意のある攻撃者が簡単に電源を入れて悪意のあるアプリをインストールできるわけではありません。

iPadOS16の新機能

iPadOS16は、iOS16の新機能をすべて含んだうえで、さらにiPad向けの次の機能を新たに搭載します。 ただしロック画面のカスタマイズ機能はiPadシリーズには搭載されないようです。

Stage Manager(ステージマネージャー) : マルチウインドウ

いよいよアプリがウインドウ表示できるようになります。 iPadに外部ディスプレイを接続し、iPad上で4つ、外部ディスプレイ上で4つ、同時に合計8つのウインドウを開いて切り替えて操作できます。 また、 macOS Ventura 同様、タスク切り替えるためのスクロール可能なサイドパネルが表示され、ここに最近使用したアプリが表示されます。 この機能を Stage Manager と呼びます。 ただしこの機能が使えるのは、CPUにA12シリーズ以降またはApple M1 / M2 プロセッサ以降を搭載したiPadシリーズのみです。

外部ディスプレイの使い方


iPadOS15では、iPadにUSB接続された外部ディスプレイは、特定のアプリを除いてiPadの画面をコピー表示するだけのものでした。 しかしiPadOS16では、外部ディスプレイを接続するとiPadの画面が拡張されます。 外部ディスプレイの画面下部にドックが表示され、アプリを開くたびにStage Manager表示されます。
iPadの画面と外部ディスプレイの画面は、それぞれ個別にStage Managerを有効/無効にできます。 また、 (設定)-(画面表示と明るさ)画面で、iPadと外部ディスプレイの配置を指定できます。 もちろん マウスやトラックパッドを使えば 、iPadと外部ディスプレイの間でファイルなどをドラッグ&ドロップできます。

Freeform

新たに、Freeformというオンラインのホワイトボードのようなアプリが提供されます。 複数のユーザーが同時にアクセスして、Apple Pencilを使用してスケッチでき、写真、ビデオ、オーディオ、ドキュメント、PDF、およびWebリンクを貼り付けられます。 このアプリと FaceTime のSharePlay、グループFaceTime機能や、Safariのタブグループの共有機能を使えば、オンラインでミーティングを行うのもより簡単になります。 FreeformはiPadOS、macOS、iOSに組み込まれる予定です。

画面の色調整・解像度変更

12.9インチの iPad Pro 5 では、プロ用機材のようにディスプレイの色調整が可能になります。Macとの間で、ディスプレイの色調を合わせることができます。 これをReference Modeと言います。 また、Display Zoomという、仮想的に解像度を変化させる機能も搭載されます。
ただしこれらの機能が使えるのは、M1プロセッサ搭載機(2021年4月に発売された iPad Pro 5 iPad Air 5(2022) )のみです。

Virtual Memory Swap(仮想メモリ)

各アプリに大量のメモリを割り当てることができる、Virtual Memory Swapという、仮想メモリ制御機能が搭載されます。 この機能が使えるのは、M1プロセッサを(iPad Air 5では256GB以上のストレージも)搭載したモデルで、各アプリに16GBのメモリを割り当てることが可能です。

「やりなおし」「検索して置換」機能の搭載

あらゆる場所で、処理のやりなおし(アンドゥ/リドゥ)が可能になります。 また「検索して置換」機能も使えるようになります。

「ロックして終話」機能の搭載

スリープボタンを押してロックすると通話を終了する機能が搭載されます。 この機能はデフォルトで有効になっています。 これを無効にするには 設定(設定)-(アクセシビリティ) -(タッチ) 画面の「ロックしたときに着信を終了しない」を タッチパネル:ON(オン) にします。

天気アプリ

いよいよiPadにも、アップル純正の天気アプリが搭載されます。

ファイルアプリ

ユーザーインターフェースが改善されます。 より簡単なナビゲーションボタン、複製や名前変更などの機能へのより簡単なアクセス、ファイル拡張子の変更機能などが搭載されます。

手書き文字の整列、絵文字を入力

Apple Pencil(アップルペンシル)で書いた手書き文字を整列する機能が搭載されます。 手書き文字を選択して「Straighten(まっすぐにする)」オプションを選ぶと、各単語の上下位置のばらつきが、ある程度整列されます。 また、手書きで絵文字を入力することができるようになります。

ホーム

ユーザーがiOS16.2以降で提供される「新しいホームアーキテクチャ(new architecture)」に移行した場合、iPadが「ホームハブ」として使えなくなります。 外出先からHomeKitに対応した家電を操作するには、AppleTVまたはHomePod, HomePod miniのいずれかが必須となります。

watchOS9の新機能

文字盤

Lunar, Playtime, Metropolitan という3つの新しいデザインの文字盤が追加されます。 また、既存の文字盤も改良されます。 Astronomyは画像がよりリアルになり、Modular, Modular Compact, X-Large は背景にカラーが指定できます。 Portraitでは人だけでなくペットの画像も使用可能。時刻の表示が、写っている人やペットの後ろに配置されるような効果が得られます。 被写体と背景が自動的に判断されて、背景の部分にだけ色を付けることができます。 これにより、被写体がより背景からきわだちます。 デジタルクラウンを回転させると、ペットの顔が背景よりも大きくなり、奥行き効果がさらに高まります。
そして既存の文字盤でも改良されたコンプリケーションが使えるようになります。

コンパス(方位磁石)/水平儀

デザインがすっかり見直されます。 そしてウェイポイント(通過点)を記録・表示したり、遭難に備えて経路を記録する「バックトレース」機能が使えるようになります。

低電力モード

これまでの、時計機能以外のすべての機能が停止する「省電力モード」に代わり、ほとんどの機能が継続して使用できる「低電力モード」が搭載されます。 低電力モードを有効にすると、バッテリーが約2倍長持ちします。 「低電力モード」が使用できるのは、watchOS9以降にアップデートした、Series 4以降のモデルです。

ワークアウト

垂直振動、地面との接触時間、歩幅など、ランナー向けのより詳細な情報が採取できるようになります。 また、ワークアウトと回復(休憩)を組み合わせた新しいカスタムワークアウトを作成することもできます。 ペース範囲や心拍数範囲などの新しいアラートも通知されます。
あなたのトレーニングスタイルに合わせてワークアウトと回復(休憩)の間隔を調整することができます。またペース、心拍数、ケイデンス、およびパワーに関するアラートが受信できます。 トライアスロンを行っているときは、自動的にスイム、バイク、ランを検出して計測を切り替えます。 デジタルクラウンを回転させると、トレーニング中にさまざまなトレーニング結果を確認できます。 ゴールに到達するために必要な平均ペースと、現在のペースを得ることもできます。
屋外ランニングとサイクリングでは、「Frequently used routes(頻繁に使用されるルート)」を使用すると、ランナーは自分のゴーストタイム(自分の最高または最後の結果)と競争し、ゴーストの前または後ろにいることを示すアラートを受け取ることができます。
プールスイミングでは、キックボード(ビート板)の使用が自動検出されます。 SWOLFスコア(ストローク数と水中での所要時間の組み合わせ)を計測することもできます。

睡眠とヘルスケア:「皮膚温センサー」で睡眠時の平均手首体温を測定

機械学習を使って、レム睡眠や深い睡眠などを判別できるようになります。 あなたの眠りを「覚醒」「レム」「コア」「深い」の4種類に分類してくれます。 また血中酸素濃度、心拍数、睡眠時間、睡眠呼吸数などの睡眠指標を追跡します。 アプリのチャート上で、睡眠時間と一緒に心拍数と睡眠呼吸数を確認できます。
また、睡眠時に「皮膚温センサー」を搭載した Apple Watch (Series 8以降)を身に着けていると、自動的に 睡眠時の平均手首体温を計測 してくれます。
新しい服薬(Medications)アプリで、日々の 薬やサプリの摂取管理 もできるようになります。
Cardio Recoveryは、ウォーキングやランニング後の心血管の健康状態を追跡します。

心電図(ECG)

「burden(負担)」と呼ばれる、特定の期間にわたって人が心房細動の状態にある時間を測定します。 心房細動と診断された場合、AFib(atrial fibrillation:心房細動)履歴が診断に役立ちます。 ヘルスケアアプリで、[ブラウズ]-[AFib History(心房細動履歴)]画面で、これまでの履歴を確認したり、心房細動に影響を与える可能性のあるライフスタイル要因を追跡できます。 ただし、この機能は米国でのみ使用可能となる見込みです。

その他の新機能

ドック


頻繁に使用するアプリはドックの上部に表示されるようになります。

Podcast


Apple Watchでも[今すぐ検索して聞く]を使用して、新しい番組を検索してフォローできます。 ファミリーセットアップを使用して子供が利用することもできます。

カレンダー


Apple Watchでもイベントを登録できるようになります。

リマインダー


Apple Watchでもアイテムの主要な情報(日付・時刻など)を登録・編集できるようになります。

通知


Apple Watch操作中には、iPhone同様、バナー形式でより目立たない形で通知されます。

アクセシビリティ


「Apple Watchミラーリング」機能により、ペアリングされたiPhoneからAppleWatchをリモートコントロールできます。 AppleWatchのような小さいデバイスの操作が困難な人でも、AppleWatchの利便性が享受できます。AppleWatchで計測した心拍などの情報を、iPhoneの大きな画面で見ることもできます。 またこれとは逆に、Apple Watchから近くにあるiPad/iPhoneをリモートコントロールできる「近くのデバイスを操作」機能も搭載されます。 特に障碍者の方には操作が難しい「ホーム画面の呼び出し(ホームボタン)」「 Appスイッチャー を開く」「 通知センター を開く」「 コントロールセンター を開く」「 Siri を呼び出す」、そして音楽などのメディアの再生・停止・音量の調整などが、Apple Watchの画面からワンタッチでできます。 さらにApple Watch上のさまざまなアクションに対して画面を触れずに片手で応答できる「クイックアクション」機能が搭載されます。

QWERTYキーボード


Series 7に搭載されたソフトウェアキーボードが、 フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポルトガル語(ブラジル)、およびスペイン語(メキシコ、スペイン、ラテンアメリカ) に対応します。 また、予測入力機能(QuickType)が搭載され、キーボードの上部に予測された単語が提案されます。

ファミリー共有設定


(ホーム)アプリ がサポートされます。iPhoneを持たない家族もホームオートメーションが使えます。

VoIP通話のサポート


VoIPを使う通話アプリをサポートします。 FaceTime Audioのように、対応するアプリでは AppleWatchで通話ができるようになります。

tvOS16の新機能

デバイス間のアプリ連携

開発者向けの機能として、AppleTV用のアプリが、iPhone, iPad, AppleWatchのアプリとリアルタイムで連携できるようになります。 AppleTV用のゲームでAppleWatchのモーションセンサーを入力に使ったり、AppleTVでビデオを再生しているときに、iPhoneにその詳細情報を表示したり、といったことができるようになります。 今後この機能を使った、より便利なアプリの登場が期待されます。

対応ゲームコントローラーの追加

iOS16の欄で詳細に説明した通り、 これまでに加えて、より多くのBluetoothゲームコントローラーがサポートされます。 任天堂のジョイコン、プロコン、ゲームキューブコントローラーなどが、iPhone, iPad, AppleTV で使えるようになります。

AppleTVアプリ

複数ユーザーで使用しているときのサインインの手間が解消されます。 Apple TVアプリを起動するたびに、サインインしてプロファイルを選択する必要がなくなります。
なお、当初掲示されていたHDR10+コーデックへの対応については、その後削除されました。

ホーム

iPhone, iPadと同様、他社プラットフォームとデバイスを共有できる「 Matter規格 」に正式対応。 これまでのHomeKit対応ホームデバイスだけでなく、SamsungのSmartThings、AmazonのAlexa、GoogleのAssistant規格に対応したホームデバイスも、まとめてHomeアプリでコントロールできようになる見込みです。

その他の新機能

コントロールセンターで、家族メンバーの追加が可能になります。
時刻表示を24時間制または12時間制に切り替えることができます。 これは[設定]-[一般]画面で切り替えます。
アクセシビリティでは、新しいホバーテキストに関するオプションが追加されます。

iOS16/iPadOS16/watchOS9/tvOS16関連ニュース

2022年6月:WWDCでのiOS16発表後の記事



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