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iOS14/iPadOS14/watchOS7/tvOS14の新機能と使い方

2020年6月に、新型コロナウイルスの影響で、初めてオンライン開催となったWWDC2020(開発者向け会議)で発表された iOS14/iPadOS14/watchOS7/tvOS14 の新機能と使い方をまとめてみました。
WWDC 2020 Special Event Keynote — Apple
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iOS14の使えるデバイス

iOS14 が使えるのは、 iPhoneシリーズでは、2015年秋以降に発売されたiPhone 6s/ 6s Plus, iPhone SE(第一世代)以降のみ、 iPod touchシリーズでは、2019年春に発売された第7世代iPod touchのみ です。 iOS13が使用できるデバイスはすべて、iOS14も使用可能です。
iPadOS14 が使えるのは、2014年秋以降に発売された、 iPad Pro(全モデル)、iPad Air3/2、iPad 7/6/5、iPad mini5/4のみです。 iPadOS13が使用できるデバイスはすべて、iPadOS14も使用可能です。
watchOS7 が使えるのは、 2017年秋以降に発売されたSeries 3以降のみです。 watchOS6と比較すると、 Series 2 Series 1および初代 モデルが対象外となります。 また、対応しているモデルでも、すべてのモデルで同じ機能が使えるわけではありません。 なおwatchOS7を使用するにはiPhone 6s以降のiPhoneが必要です。
iOS14/iPadOS14/watchOS7/tvOS14は、2020年9月16日(日本時間17日)から、一般ユーザーも無料でバージョンアップ可能となります。

iOS14の新機能

ホーム画面のデザイン

ウィジェット / スマートスタック


ウィジェットのサイズが3種類準備され、好きなサイズを使うことができます。 また「今日」画面だけでなく、ホーム画面上にも、アプリのアイコンを配置するようにウィジェットが配置できるようになります。 複数のウィジェットを集めた「スマートスタック」も使えます。これはあなたの使用履歴などを基にして、時間や場所、通知に合わせて自動的にウィジェットを切り替え表示してくれます。 もちろん自分で順序を変更したり、不要なウィジェットを削除したり、表示順序の自動変更を停止できます。
iOS標準のウィジェットの中には「Siriからの提案」というウィジェットがあります。 これをホーム画面に置くと、Spotlight検索画面上に表示されるのと同様に、あなたがよく使用するアプリが自動的にリストアップされます。

アプリライブラリ


ホーム画面の最後のページの後ろには「アプリライブラリ」というページが作成されます。 これはインストールされたアプリを、おすすめ、最近追加されたもの、エンターテイメント、ソーシャルなどのカテゴリなどで自動で分類するページです。 各分類の中では、よく使う、またはおすすめのアプリのアイコン3つが大きく表示され、その他のアイコンは右下に小さく表示されます。

ホーム画面を隠す


ホーム画面編集モード時に、画面下部に表示されるホーム画面切り替えのドットをタップすることで、表示されるホーム画面のページ数を制限することができます。 特定のホーム画面を隠すことができます。

電話とFaceTimeの呼び出し通知の変更


従来はフルスクリーン表示されていた電話やFaceTimeの呼び出しの通知は、iOS14ではiPhone使用時(アンロック中)には、通知センターからの通知のように、バナー形式で小さく表示されるようになります。 そしてこの通知を上に向かってスワイプすると、呼び出し音が鳴り続ける状態で、iPhoneを操作し続けることができます。 また、このとき画面左上に表示される受話器/FaceTimeアイコンをタップすると、呼び出し画面を表示することができます。 バナー表示をタップすると、従来のように呼び出し画面がフルスクリーン表示されます。

AppleWatchでFace IDのロックを解除する

2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延に伴うマスク着用の常態化により、顔認証によるロック解除機能が不便になったことを受けて、iOS14.5 (2021年4月リリース)でこの機能が搭載されました。 事前に一度セットアップしてしまえば、あとはAppleWatchを身に着けているだけで、自動的にiPhoneのロックが解除できます。

PASMOがApplePayに対応

Suicaとならぶ交通系ICカード大手のPASMOがApplePayに対応。 iPhoneやApple WatchにモバイルPASMOを入れて、買い物や電車に乗ったり、オンラインで定期を購入したりできます。

接触通知機能のiOSへの組み込み

新型コロナウイルスの蔓延に伴い、アップルとGoogleが共同開発した接触通知機能が、iOS14ではOS基本機能として組み込まれました。 ただし国内では本機能は使用できず、「COCOA-新型コロナウイルス接触確認アプリ」の使用が必要です。

翻訳(Translate)アプリの搭載

「翻訳」という、オフラインでリアルタイム動作する、11カ国語が扱える専用の翻訳アプリが搭載されます。 利用できる言語は、アラビア語、中国語(北京語)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語です。 画面上部の2つのボタンで、翻訳する2つの言語を選択します。 テキストエリアに文字を入力またはペーストすると、その翻訳結果が表示されます。 または「マイク」アイコンをタップして語りかけると、テキストエリアに文字として入力され、その翻訳が表示されます。 再生ボタンをタップすると、翻訳された音声が再生されます。 単語を長押しすると、内蔵辞書を使って意味を調べることができます。

ピクチャ・イン・ピクチャ(PinP)

iPhoneでも、iPadシリーズ同様、ビデオ再生時やFaceTime通話時の ピクチャ・イン・ピクチャ( PinP : Picture in Picture ) 機能を搭載、ビデオを見ながら他のアプリが操作できるようになります。 ビデオの表示位置、サイズを変更したり、ビデオを隠して音声だけを聞くこともできます。 なお、サードパーティアプリでこの機能を使うには、アプリの改修が必要です。 順次各アプリが対応していくものと考えられます。

サウンド認識(Sound Recognition)

サイレン、犬・猫の鳴き声、クラクション、水の流れる音、電気機器が立てる音、ドアベルやドアをノックする音、赤ちゃんの泣き声、などの音を認識して、それを通知してくれる機能がオプションが追加されます。 耳が不自由な方や、なんらかの理由で音が聞けない状況で作業するときに役立ちます。

背面タップの認識

iPhoneの背面の、ダブル/トリプルタップを認識することができるようになります。 設定(設定)- (アクセシビリティ)- (タッチ) -[背面タップ] 画面で、背面タップを各種アクションに紐づけることができます。

ミュージック認識

デバイスの周囲で流れている音楽を解析して、曲名などを知ることができる機能です。 2020年11月6日にリリースされたiOS14.2から搭載されました。 コントロールセンターを開いて (ミュージック認識) アイコンをタップして数秒待つと、その曲名とアーティスト名が通知されます。

コントロールセンター

睡眠:Sleep Mode


ワンタッチで画面を消灯して、お休みモードを有効にするオプションが追加されます。 これを使うとiPhoneがあなたの就寝を感知して、睡眠管理が行われます。

お気に入りのホームアクセサリ


(ホーム)アプリで設定した、「よく使うアクセサリ」のボタンが追加されます。コントロールセンターから素早くON/OFFできます。

カメラ・マイクへのアクセス


最近、カメラやマイクへアクセスしたアプリの名前が表示されます。

4Kストリーミング:VP9コーデックサポート

Googleが開発したビデオコーデック:VP9コーデックがサポートされます。 これにより、iPhone、iPad、Apple TVで、YouTubeの動画を4Kで楽しむことができます。 iPhone、iPadのディスプレイ解像度は4Kには足りませんが、AirPlayを使ってスマートテレビに表示させれば、フルに楽しむことができます。

Siri

これまでの全画面を使ったインターフェースから、よりコンパクトなアイコンと通知ボックスを組み合わせたものに変わります。 また、ユーザーの話した言葉やSiriの返答をテキストでも表示するか否かを、設定画面で設定できます。
そしていよいよ日本語から他国語への翻訳もできるようになります。 利用できる言語は、Translate (翻訳)アプリと同じ11カ国語です。
また、Siriを使うと、Androidデバイスに対してもオーディオメッセージを送ることができます。

メッセージ

「フィルター」が搭載され、すべて/知人/知らない人からのメッセージを分類表示できます。
最大9つまでの会話に「ピン」を打つことができ、会話リストのトップに表示できます。多くの会話の中から、すぐにその会話を開くことができます。「ピン」を打つには、会話リストの一つを右にフリックすします。
ミー文字には20の新たなヘアスタイル、マスク、口を手で覆うゼスチャなどが追加されます。
グループ会話では、そのなかの特定のメッセージを長押しすると、それに対してインライン返信が可能になります。 また、グループ会話に任意のアイコンを設定することもできます。
Mentionsという機能を使えば、グループの中の、特定のメンバ宛のメッセージであることを示すこともできます。 自分が「Mention」されると自分の名前が強調表示されます。 だれかをMentionsするには、会話の中で相手の名前を入力し、それがグレーに変わったら、それをタップします。 または相手の名前の前に「@」を付けます。 すると名前が青色に代わり、Mentionsされたことがわかります。 設定(設定)-[メッセージ]画面で 自分が「Mention」された場合に通知を受け取るよう指定することもできます。
そして、グループ会話全体の代わりに、特定のスレッドのみの表示も可能になります。 またグループ会話では、オンライン会議アプリのように、ユーザーアイコン(写真やミー文字、絵文字)を集合写真のように配置できます。

マップ

去年よりUSで展開している新しい地図については、UK、アイルランド、カナダにも展開されます。
従来の「コレクション」が「ガイド」に名前を変え、サードパーティと連携して、観光ポイントの情報などが表示されます。 これまでの「コレクション」同様、自分でオリジナルの「ガイド」を作ることも可能です。
ニューヨーク、ロスアンゼルス、サンフランシスコ、上海、北京では、経路探索の移動手段に「自転車」も追加されます。 ルート上の高度や道路の交通量を表示したり、ルートから急坂や階段を省いたりできます。もちろんApple Watchでもナビゲーションできます。
また対応する電気自動車と接続しているときには、充電スタンドの位置を考慮した、電気自動車用の経路探索も可能になります(まずはBMWとFordから)。 ロンドンやパリなど、通行料を請求する混雑ゾーン/グリーンゾーン (Congestion Zones) のある都市で、ゾーン接近時に警告が表示されます。ナンバープレート制限がある国では、ナンバープレート制限ゾーン接近時に警告が表示されます。そしてこのゾーンを避けるための代替ルートを検索するオプションも提供されます。 また、スピード取り締まりカメラや信号無視抑止システムの場所を表示するオプションが追加され、そこに近づいた場合に通知を受け取ることが可能になります。

ミュージック

アプリのアイコンが赤背景のものに変更され、画面デザインが見直されます。 "For You"メニューは"今すぐ聴く(Listen Now)"に置き換えられ、"ブラウズ"メニューが追加されます。 また、曲やプレイリストを最後まで再生した後に、自動的に選曲してくれる自動再生機能も搭載されます。 動くアルバムアートが使えます。音楽再生中画面の背景で、アルバムアートが動画として再生されます。これは設定画面でオフにできます。
また、Apple Musicの楽曲の歌詞を、メッセージなどで、他の人と共有するすることもできます(iOS14.5以降)。

カメラ

クイックアクションのメニューが充実されます。
露出補正のインターフェースが変更され、フォーカスとは独立して露出値をロックできます。これにより、同じ露出補正値を使って複数の写真(シーン)が撮影できます。カメラアプリの左上には露出補正値を表示する目盛りが表示され、設定画面に新しい露出補正の設定が追加されます。
写真撮影の速度も高速化され、撮影後つぎの撮影が可能になるまでの時間が最大90%高速化されます。速度優先を指定することにより、最大1秒に4枚の写真が撮影可能となります。これは設定(設定)-[カメラ]画面で指定します。
また写真撮影中にビデオ撮影が開始できるQuickTake機能が、iPhone XR, XS, XS Max でも利用可能になります。
さらにボリュームダウンボタンでQuickTakeビデオ撮影開始、ボリュームアップボタンを押している間はバーストモード撮影を行うオプションも搭載されます。
ビデオ撮影時には、カメラアプリ画面の「V」アイコンをタップすると、設定画面が呼び出せます。ビデオ解像度やフレームレートの切り替えも簡単にできるようになります。
フロントカメラで自撮りするときに役立つ、左右反転(鏡像)オプションが追加されます。これは設定(設定)-[カメラ]画面で指定します。
iPhone 11シリーズでは、ナイトモード撮影中には、ジャイロを使って、カメラを安定して持つためのガイドが表示されます。 またナイトモード撮影中のキャンセルも可能になります。

写真

新しいフィルターと並べ替えオプションを使って写真が整理できます。お気に入り、編集済み、写真またはビデオなどの条件を組み合わせてフィルタリングできます。
画面右上のアイコンをタップすると、拡大、縮小、縦横比の調整、フィルターが使えます。
撮影した写真やビデオにキャプション(注釈)を追加することができるようになります。そしてこれを利用した写真の検索ができるようになります。追加したキャプションは、すべてのデバイスで同期されます。
「メモリー」画面も改善され、写真の検索機能も強化されます。
ピンチオープンでの写真の拡大が、従来より大きく表示できるようになります。従来は編集ツールで回転をかけた時にだけ可能であった「超拡大」操作ができるようになります。
ホーム画面に配置できるウィジェットが使えるようになります。
アルバムの中の写真の順序を古い順/新しい順に切り替えられます。
最近削除された写真は、最新のものを下にして逆順に並べ替えられます。
サードパーティーアプリの写真へのアクセスに制限が加えられるようになります。

自動車のデジタルキー機能:CarKey

iPhoneを運転席側のドアに近づけるとNFCを使って開錠でき、充電パッドに載せるとエンジンがかかる、自動車のデジタルキー機能:CarKeyが利用できるようになります。 これはwatchOS7を搭載したApple Watchでも使用可能。 鍵の情報は、クレジットカードや電子チケットなどと同様に、 (ウォレット) アプリで管理されます。 デバイス紛失時にはiCloudから無効にすることができ、必要に応じでメッセージを使ってデジタルキーを知人など最大5人と共有することや、利用者に年齢制限をかけることも可能です。 Suicaと同じくエクスプレスモードを設定すれば、iPhoneをパスコードロックしたまま使用可能。 CarKeyはiPhoneのバッテリーが空になってしまっても、その後5時間は動作します。 デジタルキーはまずBMW社の自動車で採用され、来月に発売される 2021 BMW 5 シリーズが最初の対応車となります。 また、2020年1月以降に発売された多くのBMWモデルが対応予定です。 また本機能はiOS14のリリース前に、iOS13.6とwatchOS 6.2.8から、 iPhone XS/XR以降およびApple Watch Series 5以降のデバイスでサポートされる予定です。
またアップルはUWB(Ultra Wideband)を使った実装も進めており、これが実現するとiPhoneをポケットから取り出すことなく、ただ近づくだけで開錠できるようになる見込みです。

その他の新機能


(探す)


2021年4月30日(金)に発売された、アップル純正のBluetoothタグ/紛失防止タグである AirTag(エアタグ) に対応しました。 また、他社のBluetoothタグ/紛失防止タグなどの製品が"Find My Network Accessory Program"に準拠すれば、それをiPhoneなどと同じように、 (探す)アプリで位置表示できるようになります。
Find My network Logo
Find My networkは サードパーティに開放 されており、 今後いろいろなメーカーから図に示すような「Works with Apple Find My」ロゴが付けられた製品が登場し、その現在位置も (探す)アプリ で知ることができるようになります。

(App Store)


アプリの一部機能(10MB未満)のみをダウンロード・インストールできる「App Clip」という機能も搭載されます。 これを使えば、例えばWebサイトやマップのショップリストなどから、そのお店の支払いに必要な機能だけを瞬時にダウンロードして使うこともできます。 お店などに掲示された「App Clipコード」やNFCチップ、QRコードなどをスキャンして、機能をダウンロードします。 またこれは、メッセージを使ってシェアすることもできます。
こうしてインストールしたApp Clipは、ホーム画面には表示されませんが、アプリライブラリには表示されます。
ファミリー共有 を利用する場合は、一部のアプリにおいて、アプリ本体だけでなく、月額課金などのアプリ内課金も家族で共有できるようになります。
App Storeの検索機能も強化され、スペルチェックや、検索結果に対するスタッフからのおすすめも表示されます。
Apple ArcadeではGame Centerの友達に人気のゲームが表示されたり、デバイスを持ち替えてもゲームプレイが継続できるContinue Playing機能もサポートされます。

メモ


メモの検索機能が高速化されます。また書類のスキャン画像はより鮮明になります。 「Aa」ボタンを長押しすると、テキストスタイルをすばやく編集できます。

ホーム


Amazon、Google、その他とアライアンスを組み、新たな標準化が行われます。 また新しいアクセサリを追加するときに、新しいオートメーションが提案されます。
Homekit対応監視カメラでは、顔認証が使え、HomePodが誰が訪問したのかを通知し、AppleTVの画面には監視カメラの映像がPinPで表示されます。

ヘルスケア


健康と安全に関する情報を一か所にまとめた「ヘルスチェックリスト」が準備されます。 モビリティ、健康記録、症状、およびECGといった新しい管理データタイプが追加されます。 また、睡眠管理ができるようになります。

Safari


米Googleの開発によるWebP(ウェッピー)形式の画像に対応します。 WebP形式の画像は、同じ画質のjpeg形式に対して25-35%小さなファイルサイズになるといわれています。 また、対応しているWebサイトでは、一旦ログインに成功した後の二回目以降のログインに、Face ID と Touch IDも使用可能になります。‌
さらに、Webページをまるまる翻訳する機能が搭載されます(最初はアメリカのユーザー限定)。 英語、スペイン語、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語(ブラジル)などの相互翻訳が可能です。 翻訳が可能なときは、Webサイト閲覧中に[aA]アイコンをタップすると、[(言語名)に翻訳]というメニューが表示されます。 これをタップすると翻訳されたページが表示されます。 再度[aA]アイコンをタップすると今度は[View Original]メニューが表示されるので、これをタップすると元に戻ります。 翻訳先となる言語は、 設定(設定)-(一般)-[言語と地域]-[PREFERRED LANGUAGE ORDER(優先言語)](iOS14以降) に指定されている言語に依存します。 ここで「Add Language(言語を追加)」すれば、翻訳先言語を追加することができます。

リマインダー


アプリを起動したらすぐにアイテムを入力できる「Quick Entry」機能と提案機能が搭載されます。 共有リストでは、各リマインダーをメンバーに割り振ることができます。 また複数のリマインダーを同時に編集することができます。
またいろいろな条件に従って、リマインダーのアイテムの並び替えを行うこともできます(iOS14.5以降)。

Podcast


エピソードのキューを作成できる新しい「次はこちら(Up Next)」機能が搭載され、新しいおすすめのコンテンツを見つけることができます。
また2021年には、有料の高品質な番組の配信も始まる予定です。 これに伴い従来の無料番組の「購読」という表現は「フォロー」に変更されました(iOS14.5以降)。

ボイスメモ


シングルタップでバックグラウンドノイズと部屋の残響を削減し、録音の音質が改善できます。 また、録音をフォルダーにグループ化し、特定の録音をお気に入りとしてマークすることもできます。 「スマートフォルダー」オプションを使うと、Apple Watchからの録音、最近削除されたクリップ、お気に入りを自動的にグループ化できます。

天気


激しい気象イベントや天気の今後の変化に関する情報を提供します。 米国では、分単位の降水確率の予測グラフも表示されます。

FaceTime


iOS13での搭載がアナウンスされていながら結局搭載されなかった「アイコンタクト」機能が今度こそ搭載されました。 これはお互いに相手の眼を見て話しているよう、映像の視線を調整する機能です。 通常FaceTime通話中は、画面に映る相手の顔(目)を見てしまいますが、 カメラはiPhoneの上端についているので、この場合、相手には、自分が視線を外して少し下を見ているように映ります。 これをARKitの力で補正する機能が搭載されます。 この機能は 設定(設定)-(FaceTime)- [アイコンタクト] で指定できます。 これは初期値で タッチパネル:ON(オン) になっています。

時計


これまでアプリ画面からのタイマー設定は最小1分単位でしたが、1秒単位でも指定可能となります。 なお、Siriを使用すればこれまでも1秒単位の設定が可能でした。

Apple Pay


新たにQRコードを使った決済が使えるようになる可能性があります。 カメラアプリでQRコードをスキャンするとApple Payの「コード支払い」画面が起動して支払いができます。

ファイル


APFSフォーマットの外付けドライブがサポートされます。 また、ホーム画面に配置できるウィジェットが使えるようになります。

既定のブラウザとメールアプリの切り替え


既定のブラウザ(Safari)と「メール」アプリを、好みのサードパーティー製アプリに切り替えることができます。

小画面モデルでの拡大表示


iPhone X, XS, 11Pro の画面サイズ5.8インチモデルで、アイコンや文字のサイズを大きく表示する「拡大」オプションが使えるようになります。 これは、2020年秋以降に登場することが予想されている、より画面の小さい(5.4インチ?)iPhoneでの使い勝手の向上のためといわれています。

拡大鏡/虫めがね


拡大鏡のユーザーインターフェースが改良されます。 明るさとコントラストが調整可能となり、フィルターを使って色味を変えることができます。 また一度に複数枚の写真をまとめて撮影して、あとで一枚一枚見ることができます。 説明書などの複数ページを一気に撮影して、あとからじっくり拡大して読む場合などに便利です。 また、iOS14で新たに搭載される「アプリライブラリ」に拡大鏡を登録し、ワンタップで起動することもできます。
さらにiOS14.2では、LiDARスキャナを搭載したiPhone 12 Proシリーズで、近くの人との距離を測る機能が搭載されました。 しかしなぜに「拡大鏡」にこの機能が!?

OS自動アップデートがデフォルトでONに


iOS12から搭載された、常に自動的に最新のiOSにアップデートを行う「iOS自動アップデート」機能が、 iOS14からはデフォルトでONになりました。
好きなタイミングで手動でアップデートしたいときは、 設定(設定)-(一般) -[ソフトウェアアップデート]-[自動アップデート] で変更する必要があります。

AirPods


第2世代AirPods, AirPods Pro, Powerbeats, Powerbeats Pro, Beats Solo Proにおいては Macを含むアップルデバイス間で、自動的に接続デバイスを切り替えることができます。 イヤホンを耳に装着したまま、操作するデバイスを持ち替える(別のデバイスで音楽などを再生開始する)だけで、自動的にそのデバイスに接続されます。 自動的に切り替えるには、すべてのデバイスが同じiCloudアカウントにサインインしている必要がありまする
またAirPods Proでは5.1チャンネル、7.1チャンネル、 Dolby Atmosなどの空間オーディオ(Spatial Audio)、いわゆるサラウンドサウンドにも対応します。 新しいMotion APIを使って、AirPods Proの向き、加速度、回転速度を読み出し、首の方向を変えても、常に特定の方向から音が聞こえてくるように、オーディオ空間を生成します。 ただし、この機能を使用するには、AirPods Proのファームウェアもアップデートする必要があります。
AirPodsのバッテリー残量が低下すると通知もしてくれます。またiPhone同様「最適化されたバッテリー充電」ができるようになります。

ヘッドフォンのアクセシビリティ設定


アクセシビリティ設定画面の中に、ヘッドフォンに関する項目が追加されます。 難聴者などにも聞きやすいような音質やボリュームに調整することができます。

絵文字の検索


絵文字の入力時に、キーワードを入力すると関連する絵文字をリストアップする、検索機能が搭載されます。 毎年どんどん増えていく絵文字から、適切な文字を容易に見つけることができます。

プライバシー強化


アプリのプライバシーが強化され、すべてのアプリはユーザーの行動追跡を行う前に、ユーザーの許可を必要とするようになります。 すなわち、アップルが広告配信のために端末を特定するのに使う IDFA (Identifier for Advertisers) をアプリが使用する前に、ユーザーの許可を求めるようになります。
すべてのApp Store製品ページには、開発者のプライバシー保護対策の概要がわかりやすい形式で掲載されます。
また、ユーザーは、これまでの「正確な」位置情報の代わりに、「おおよその」位置情報(約10平方マイル=約26平方キロメートル単位)のみをアプリと共有することを選択できます。 天気予報アプリやレストラン検索アプリなどで、個人情報保護に役立ちます。
既存のアカウントを、Apple IDでサインイン(Sign in With Apple機能)するようにアップグレードすることもできます。
これまではアプリが自由にアクセスできていたクリップボードのデーターについて、今後はユーザーにアプリの読み取りが通知されます。 アプリがクリップボードを読み取ると、どのアプリがクリップボードにアクセスしたかを示す通知をポップアップします。
アプリが「写真」へのアクセスを要求した時には、写真全体へのアクセス許可の代わりに、そのとき選択した写真のみへの許可とすることもできます。
アプリがLAN上のデバイスに接続する場合にも、ユーザーの許可が必要になります。
Wi-Fiネットワークに接続時、アクセスポイントごとに異なるMACアドレスを使用することができます。 設定画面でネットワーク名をタップすると、"プライベートアドレス"オプションが選べます。
iCloudキーチェーンに保存されているパスワードが、他社の情報漏洩事故などで流出した時には、それを通知してくれます。
アプリがカメラやマイクにアクセスしているときは、アンテナピクトの隣にアイコンが表示されます。カメラは緑、マイクはオレンジのアイコンが表示されます。

ARKit 4


ロケーションアンカー、新しいDepth API、改良されたフェイストラッキングが搭載されます。 ロケーションアンカーを使うと、緯度、経度、標高を指定して、現実世界の特定の場所に、AR仮想オブジェクトを配置できます。 また新しいiPad Proに搭載されたLiDARセンサーを使って深度情報の取得を可能にし、新しいDepth APIを通してそれが取得できるようになります。 A12 Bionicチップ以降を搭載したすべてのデバイスで前面TrueDepthカメラを使用して、最大3つの顔を一度に追跡することができるようになります。 また手の動きを追跡して、その軌跡を利用した機能をアプリに持たせることが可能になります。

iPadOS14の新機能

iPadOS14は、iOS14の新機能をすべて含んだうえで、さらにiPad向けの次の機能を新たに搭載します。
  • iOS 14同様、新しいデザインの ウィジェットや「Smart Stack」 が使えます。 ただしiPadではウィジェットは、横置きの「今日」画面にしか置けません。ホーム画面上に並べることはできないようです。
  • Apple Pencil使用時には、手書きで不完全に描画された図形を、完璧なものに清書してくれる形状認識を備えています。 「メモ」アプリ などで手書きするときに便利です。 清書してくれる図形には、次のようなものがあります。 直線、曲線、正方形、長方形、円、楕円、ハート、三角、星、雲、六角形、吹き出し、輪郭付き矢印、90度の曲がり角でつながれた直線、矢印付き直線、矢印付き曲線、など。
  • 「写真」アプリ ではサイドバーが表示され、検索が容易になります。
  • 「株価」アプリ では画面デザインが変更されます。
  • 「Apple Music」 の音楽を聴いているときに、画面いっぱいに歌詞を表示するオプションが追加されます。
  • その他多くのアップル標準アプリで画面デザインが変更され、新しいツールバーとドラック&ドロップ機能が使えるようになります。
  • Siriや、電話呼び出しなどの各種通知は画面の端に小さく表示されるようになります。
  • 検索画面もデザインが新しくなり、アプリのランチャーとしても機能します。
  • ハードウェアキーボード使用時に、絵文字を素早く入力できる「絵文字ポップオーバー」オプションが使えます。 そしてiPadOS14.5から、iPhoneに搭載されていた絵文字の検索機能が、iPadにも搭載されました。

Scribble(落書き)


英語と中国語では「Scribble(落書き)」機能で、Apple Pencilによる手書き入力を、自動的にテキストに変換することもできます。 文字の間をApple Pencilで長押しすると空白が挿入され、単語分割できます。 書いた文字をApple Pencilで引っかくようにすると、それが削除されます。 Scribble使用中に画面の下部に表示されるScribbleショートカットパレットで、操作の取り消しとやり直しができます。 手書き文字をダブルタップまたは丸で囲んで選択すると、テキスト入力した文字と同様に、それをコピー、修正、移動することもできます。 また手書きの電話番号、日付、住所、URLなどを認識し、それをタップすることで電話をかける、カレンダーにイベントを書き込む、地図を表示する、Webサイトを開く、などのアクションを取ることもできます。
Scribble機能を使うには、Apple Pencilで画面をタップしたときに表示されるツールバーで、Scribbleオプションを タッチパネル:ON(オン) にする必要があります。

watchOS7の新機能

iPhoneアップデート後は再ペアリングを
iPhoneをiOS14にアップデートすると、ペアリング済みのApple Watchのフィットネス/エクササイズ情報がiPhoneに同期されなくなる不具合が確認されています。 iPhoneアップデート後にこのような現象が認められたときは、一旦Apple Watchのペアリングを解除し、その後再ペアリングを行ってください。

AppleWatchでFace IDのロックを解除する

2020年の新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延に伴うマスク着用の常態化により、顔認証によるロック解除機能が不便になったことを受けて、iOS14.5 (2021年4月リリース)でこの機能が搭載されました。 事前に一度セットアップしてしまえば、あとはAppleWatchを身に着けているだけで、自動的にiPhoneのロックが解除できます。

血中酸素濃度の測定

体がどれだけ酸素を取り込んで体内に供給しているかを示す指標である血中酸素濃度が測定できます。 血中酸素濃度が測定できるApple Watchは、本体裏面に赤色と緑色の LED、赤外線 LED、フォトダイオードを搭載した、2020年9月発売の Series 6 以降です。 また、「ファミリー共有設定(Family Setup)」でセットアップされたApple Watch、および18 歳未満のユーザーはこの機能は使用できません。

心電図(ECG)/不規則な心拍を通知

2018年発売の Series 4 から搭載され、まずは米国から使用可能となっていた心電図(ECG)機能が、2021年1月のiOS14.4/WatchOS7.3より、ようやく日本でも使用可能となりました。 また不整脈の通知機能も追加されました。

ファミリー共有設定(Family Setup)

これはiPhoneを持たない家族のために、管理者のiPhoneでApple Wachをセットアップしてあげる機能で、 1台のiPhoneに、複数ユーザー向けのApple Wachがペアリングできます。 これにより、保護者は、子供がApple Wachで電話できる相手を指定したり、自動位置通知を設定したりできます。 また、子供のApplePayに親がお金をチャージしたり、 iCloudファミリー共有 を使ってApple Musicやカレンダーの予定を家族と共有したり、 トランシーバーアプリ で通話することも可能です。 さらに「 スクールタイムモード 」を設定すれば、日付、時刻表示以外のすべての表示と通知を抑止し、アプリも起動できなくすることができます。
ファミリー共有設定は、Apple Wachのペアリング時に設定します。 また、この機能を使うには、そのApple WatchがwatchOS7以降にアップデートされた、Series 4 以降の「GPS+Cellularモデル」である必要があり、 キャリアとApple Watch専用の携帯電話回線契約を結ぶ必要があります。 ただし、iPhoneと同じモバイル通信キャリアを使用する必要はありません。

文字盤

一つのアプリが、一つの文字盤に、同時に複数のコンプリケーションを提供できるようになります。
新しくカメラリモート、睡眠、ショートカットのコンプリケーションが加わります。
また、(ショートカット)を使うと、時間や場所など、いろいろな条件で 自動的に文字盤を切り替える ことができます。
文字盤の編集方法も見直され、WYSIWYGで簡単に文字盤がデザインできるようになります。 また、文字盤の共有も可能になります。 メールやメッセージを使って友達や家族と文字盤デザインを交換したり、App Store、Webサイトから文字盤デザインをダウンロードすることが可能になります。 文字盤を長押しすると編集モードになり、画面左下に「共有」ボタンが現れるので、これをタップすると共有できます。
新しい文字盤としては、タキメーターを搭載したクロノグラフプロ、カラーフィルターを搭載したフォト、より大きなコンプリケーションが使えるbold X-Largeなどがあります。

手洗い

手洗いに十分な時間をかけたか否かを計測してくれます。 ユーザーが手を洗い始めると、手の動きや水の流れる音を感知して、約5秒で手洗いの動作を自動的に検出し、手洗い時間のカウントダウンが始まります。 そして必要な手洗い時間(20秒間)が経過すると、それをタップと音声で通知します。 また (ヘルスケア) アプリの[ブラウズ]-[その他のデータ]-[手洗い]画面で、これまでに手を洗った回数と時間が確認できます。 途中で手を洗うのをやめると、20秒間手を洗うと病気を引き起こす細菌を殺すのに役立つことを知らせる警告が表示されます。 この機能は手動でスタートすることはできません。 また、位置情報を基に、家に帰った時に手を洗うよう通知することも可能です。

睡眠管理

ようやくApple Watchに睡眠時間の管理機能が搭載されます。 これはApple Watchの新しい(睡眠)アプリか、iPhoneの (ヘルスケア) アプリの「睡眠」画面から設定します。
睡眠の開始は、コントロールセンターから手動で、もしくはお休みモードの有効化、あるいは特定のアクションを取った時に検出されます。 睡眠前の就寝準備(Wind Down)時に、静かな音楽を聴いたり、HomeKit対応の照明を暗くしたり、歯磨きのためのタイマーをスタートするなどの設定をすることもできます。 睡眠の情報は (ヘルスケア) アプリで管理され、毎日の就寝と起床の時刻を記録し、設定した目標睡眠時間と比較し、睡眠分析チャートを表示してくれます。 これはApple Watchの加速度計を使用して呼吸に関連する微妙な動きを検出し、ユーザーが実際に寝ているか、または夜間に起きたかを判断します。 起きる時間になると、振動または優しい音で教えてくれます。 また目を覚ました時には、バッテリー残量などの情報を表示し、必要に応じてユーザーにApple Watchを充電するように促します。 就寝時間の1時間以内にバッテリー残量が低すぎる(30%未満)場合にもユーザーに警告します。これにより、睡眠の前にApple Watchを確実に充電できます。
なお、デジタルクラウンを回すことにより、強制的に睡眠モードを解除することもできます。

その他の新機能


マップ


マップではiOS14同様、特定の地域で自転車の経路表示ができます。

ワークアウト


ワークアウトでは、機能強化トレーニング、コアトレーニング、ダンス、クールダウンの4つが、ワークアウトのタイプとして追加されます。

フィットネス


アクティビティアプリは「フィットネス」に改名されます。 また画面デザインも見直され、アクティビティ、ワークアウト、バッジ、およびトレンドのデータを1つのページに表示します。

充電完了通知


Apple Watchの充電が完了したら、それをiPhoneに通知することが可能です。

ノイズ


ヘッドフォンで大音量の音楽が再生されたことを警告します。 一週間に、安全な聴取量の100%に達すると、その旨が通知され、音量を下げます。

Siri


iOS14同様11カ国語の翻訳ができます。 またSiri ShortcutsがApple Watchからも起動できるようになります。

Force Touchの削除


画面を強く押すことでオプションメニューなどを呼び出す「Force Touch」機能が使えなくなる見込みです。 これらオプションメニューなどは、設定画面などの別の場所に移動するか、長押し操作に置換されます。

tvOS14の新機能

ゲームコントローラーのサポート

iOS14/iPadOS14/tvOS14からは Xbox Elite 2 と Xbox Adaptive コントローラが、 iOS14.5/iPadOS14.5/tvOS14.5からは Xbox Series X のコントローラと Sony PlayStation 5 DualSense コントローラが 使用できます。 これらは、iOS, iPadOSでも同様に使用できます。 これらのコントローラーはBluetoothで接続します。 一般的なBluetoothゲームコントローラーと同じ手順 で接続可能です。 また、ボタンマッピングのカスタマイズや、既存のコントローラーでの振動フィードバックへの対応も行われます。 iPad OSでは、キーボードやマウスもゲームで使えるようになります。

Picture-in-picture(PinP)

tvOS13でApple TVアプリ内のコンテンツ再生中だけで使用可能だったPinPの適用範囲が広がります。 たえばHomekit対応監視カメラで撮影した訪問者の映像を、PinPを使ってAppleTVに表示できます。

4Kストリーミング:VP9コーデックサポート

iOS14同様、Googleが開発したビデオコーデック:VP9コーデックがサポートされます。 これにより、iPhone、iPad、Apple TVで、YouTubeの動画を4Kで楽しむことができます。

AirPodsの複数接続

1台のApple TVに2台のAirPodsを接続できるようになります。

テレビ画面の色調整:Color Balance Calibration

第四世代以降のApple TVで、画面表示をより正確なカラーバランスになるように調整できるようになります(iOS14.5 & tvOS14.5 以降)。 同じAppleIDでサインインしているiPhone(iPhone X以降)を使い、iPhoneをテレビ画面に当てることにより、カラーバランスが調整できます。

iOS14/iPadOS14/watchOS7/tvOS14関連ニュース

2020年6月:WWDCでのiOS14発表後の記事



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