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Apple Payの使い方 Suica/PASMOをiPhoneで使う方法

2016年10月25日から、日本でもクレジットカードより安全な電子マネー:Apple Pay(アップル・ペイ)がスタートしました。 ここではApple Payの使い方、そしてSuicaをiPhoneで使う方法を説明します。

Apple Payの使えるデバイス

Apple Payが使えるのは、iOS 10.1以降にバージョンアップしたiPhone 6以降、Apple Watch Series 2以降、一部最新のiPad、2012年以降に発売されたMacです。 詳しくは下記をご覧ください。

Apple Payとは

Apple Pay
Apple Pay(アップル・ペイ)とは、Apple Watch/iPad/iPhoneを、クレジットカードや電子マネー( iDQUICKPaySuicaPASMO )として使用できる機能です。 2014年10月20日のiOS8.1公開とともにアメリカでスタート。2016年10月25日にiOS 10.1の発表に合わせて日本でもスタート、 2020年10月6日にはPASMOも使用可能となりました。 iPhone標準の(ウォレット)アプリ対応するクレジットカードや交通系ICカードを取り込んで使います。
カードは1台のiPhone/iPadに最大12枚または8枚まで取り込み可能です。 また1枚のカードを5台までのデバイスで使用できます。クレジットカードの場合は、取り込み済みのプラスチック・カードもそのまま継続して使えます。 iPhoneに取り込んだカードを (Watch)アプリを使って Apple Watchにも設定できます。
ただし、Suica/PASMOなどの交通系ICカードだけはチャージ金額が現金同様の扱いなので、1枚のカードはどれか1台のデバイスでしか使えません。また取り込み済みのプラスチック・カードは使用不能になります。 しかし、複数のSuica/PASMOを発行してそれぞれ別のデバイスに入れたり、1台に複数のSuica/PASMOを入れることは可能です。 もちろん合計が12枚または8枚以内であれば、1台に複数のSuicaと複数のPASMOを入れることもできます。
iPhone/iPad/Apple Watchのバッテリが切れたり、低電力モードや電源をOFFにしていると、Apple Payも使用できなくなります。 特にSuica/PASMOで長距離移動するときなど、途中でバッテリがなくならないように注意しましょう。
なお基本的にはFelica対応の日本のカードは、ウォレットアプリに取り込んでも、海外では使用不能です。 ただし2017年発売のiPhone X/iPhone 8/8 Plus以降では、海外モデルにもFelica機能が搭載されました。 今後各金融・決済機関の対応が進むにつれて、海外でも使用可能となる見込みです。

セキュリティは?


Apple Payは、単にクレジットカードの番号を直接iPhoneに取り込むわけではありません。 金融機関から独自のトークンという情報が発行され、それがiPhoneのセキュアエレメント(SE)というハードに暗号化されて格納されます。 iPhoneにもアップルのサーバにも店舗にも、クレジットカードの番号などの情報は渡されません。 クレジットカードを使用するより安全な決済方式とのことです。

紛失したり故障した場合は?


もしiPhoneを紛失したり故障した場合は、パソコンなどからiCloud.comにログインし「探す」機能でApple Payを一時停止したり、 パソコンやiCloudに保存したバックアップから、デバイスにカード情報を戻すことが可能です。 iPhoneのバックアップはまめに取りましょう。

Apple PayでのSuica/PASMO使い方の基本

詳しくは下記をご覧ください。

Apple Payの使えるお店

Apple Payは、下記のマークのあるお店で使えます。
ロゴサービス備考
iDApple PayにiD対応のカードを登録する必要があります。
QUICKPayApple PayにQUICKPay対応のカードを登録する必要があります。
Suica
PASMO
Apple PayにSuica/PASMOを登録する必要があります。全国のICマークのある鉄道・バス・店舗でも使用可能。
iD、QUICKPay、Suica、PASMO および ApplePay対応のクレジット/デビットカード 上のいずれかに対応したカード、またはApplePay対応のクレジット/デビットカードを登録します。
Apple Payは、ニューヨークや香港、上海の地下鉄等、海外の鉄道などにも順次対応が進んでいます。 海外の鉄道カードを日本で購入したiPhoneに登録して、現地で使用することも可能です。

Apple Payへクレジット/プリペイドカードを登録する方法

Apple Payを使うには(ウォレット)アプリ対応するクレジットカードや交通系ICカードを取り込む必要があります。 カードの取り込みには次の方法があります。
  • ウォレットアプリで、カメラを使ってカード情報を読み取る
  • ウォレットアプリで、カード情報を手入力する
  • ウォレットアプリで、Suica/PASMOにiPhoneをかざしてカード情報を読み取る
  • Suicaアプリで新しい「My Suica」を発行し、Apple Payに登録する
  • PASMOアプリで新しい「PASMO」を発行し、Apple Payに登録する
いずれの場合でもウォレットアプリに取り込んだカードは、 (Watch)アプリ を使ってApple Watchにも設定可能です。

ここでは三井住友VISAカードをApple Payへ追加してみます。

店舗、鉄道でApple Payを使う

iPhone
店舗では、決済時に、登録したカードに合わせて「iDで支払います」「QUICKPayで支払います」「VISAで支払います」「Suica/PASMOで支払います」などと告げます。
FaceID(顔認証)対応のiPhoneシリーズでは、 まずディスプレイをタップ、またはiPhone本体を起こしてスリープから復帰します。 つづいてFace IDの顔認証またはパスコード入力でアンロックします。 次にスリープ(サイド)ボタンをダブルクリックすると顔認証され、「リーダーにかざしてください」と表示されます。
その他の機種では、ホームボタンに指紋登録した指を置きます。
Apple Watchでは、サイドボタンをダブルクリックして、Apple Watchを読み取り機に近づけます。
なお、「エクスプレスカード」に設定したSuica/PASMOの場合は、何の操作も必要なく、ただ iPhone / Apple Watch を店舗や改札の読み取り機に近づけるだけで支払いが完了します。 Apple Payで使われるNFC(近距離無線通信)チップは、iPhoneの上部背面中央に埋め込まれています。 この部分を読み取り機のセンサーに近づけるのがコツです。
iPhoneでメインのカードとは別のカードを使いたい場合は、上の手順で「リーダーにかざしてください」画面を表示させた後、その画面の下部をタップして別のカードを選びます。 Apple Watchでは、サイドボタンをダブルクリックしたあと画面を上下にフリックして別のカードを選びます。

アプリ、ネットショップでApple Payを使う

iPad/iPhoneのアプリ内や、 (Safari) でアクセスしたネットショップでApple Payを使うことができます。 多くのネットショップでは購入時に会員登録やクレジットカード情報の登録が必要でしたが、 Apple Payに対応したショップなら、ただ商品を選び、Apple Payマークをタップするだけで支払いができます。

Apple Pay関連アプリ

  • Suica

    East Japan Railway Company ファイナンス 無料

    東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が発行するSuicaと、携帯電話で便利に使えるJR東日本サービスメニューを、ApplePayとともにiOSで利用できる全く新しいアプリケーションです。入会金、年会費は無料。Suicaカードをお持ちでなくてもご利用になれます。SFチャージ(入金)は、SuicaApp又はApplePayから。会員登録すればJR東日本の様々なサービスも利用可能に。

  • PASMO

    株式会社パスモ ファイナンス 無料

    PASMOをApplePayで利用するためのアプリケーションです。現状のカード式PASMOと同様に電車やバスの交通利用や電子マネーでお買い物ができるほか、以下のサービスがご利用いただけるようになりますo本人名義のクレジットカードを登録することで、場所を選ばず定期券の購入やチャージ(入金)が可能です。o端末の紛失や故障の場合も簡単な手続きで再発行ができます。o残額や履歴を端末の画面で確認できます。oバスをお得に利用できる「バス特」のポイントやチケット等の情報を、端末の画面で確認できます。o発行手数料、年会費はかかりません。

    詳細を見る(App Store)

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