• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

Apple Watchの「フィットネス/ワークアウト」アプリの使い方

フリーゴール・ワークアウトの開始

事前準備
事前に、 (アクティビティ)のセットアップと、 iPhoneの (Watch)-[マイウオッチ]-[ヘルスケア]画面から生年月日・性別・身長・体重を入力しておきましょう。 詳しくはフィットネス/アクティビティアプリの使い方をご覧ください。
iPhone (ワークアウト)を起動します。 メニューが表示されるので、取り組みたいワークアウトを選びます。
おすすめは、近所への買い物や通勤通学時にもトライできる「屋外ウォーキング フリーゴール」です。
iPhone 取り組みたいワークアウトの名前がメニューにない時は、リストの最後にある「ワークアウトを追加」を選びます。
iPhone するとさらに多くのメニューが現れます。 タップしてスタートすると、 次回から(ワークアウト)を起動したときに、そのメニューが表示されるようになります。
iPhone 「その他」を選ぶと、独自のワークアウトを設定できます。 ワークアウト完了時に、新たな名前を付けることができます。 Apple Watchには、60種を超える「その他」のワークアウトの名前が準備されています。
iPhone メニューを選ぶといきなり3秒のカウントダウンが始まり、ワークアウトのスタートです。 カウントダウンをスキップしたいときは、この画面をタップします。
iPhone ウォーキングの場合は、画面に経過時間や消費カロリー、心拍数などが表示されていきます。 1km歩くごとにApple Watchがブルッと震えて通知してくれます。 好きなだけウォーキングしましょう。
ワークアウトの終了方法についてはワークアウトの終了と記録をご覧ください。
iPhone ワークアウト中に画面を上下にドラッグするか、デジタルクラウンを回すと、追加の情報を見ることができます。 ワークアウト中に表示させる情報は、 編集する ことができます。 (watchOS9以降)
バッテリーの消費を抑える
iPhone (ワークアウト)を起動すると、心拍の計測がまめに実施されるため、バッテリの消耗が早くなります。 こんな時は、心拍の計測頻度を下げて、消費電力を抑えることができます。 長時間のワークアウトを行うときに設定します。
これは Apple Watchの(設定)- (ワークアウト) -[低電力/省電力モード] でON/OFFできます。
さらに消費電力を下げたい場合には「GPSと心拍数の測定頻度を減らす」も タッチパネル:ON(オン)にします(watchOS9以降)。
iPhone この設定は iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]- (ワークアウト) -[低電力/省電力モード] でもON/OFFできます。

サイクリングワークアウト:iPhoneをサイクルコンピューターにする

Apple Watchに自転車用Bluetoothケイデンスセンサーを接続すると、ケイデンス情報を採取することができます(watchOS10以降)。 また、iPhoneをサイクルコンピューター(サイコン)として使うことができます。 サイクリストが理論的に 1 時間維持できる最大平均体力を表す「パワー:機能的作業しきい値 (FTP:Functional Threshold Power)(単位はワット)」を推定して表示することもできます。
詳しくは下記をご覧ください。

ワークアウト中の通知をコントロールする

iPad iPhone フィットネス集中モードという機能を利用すると、ワークアウト中に通知を許可する人やアプリを制限したり、ホーム画面やロック画面の表示をカスタマイズすることができます(iOS15以降)。
詳しくは 集中モードの使い方/おやすみ中・仕事中・運転中は着信・通知を拒否する をご覧ください。

ゴールを指定してワークアウト

ワークアウトの目標値を、自分の好みに変更することができます。
iPhone 各ワークアウトには「フリーゴール」以外のメニューも準備されています。 右上の「...」をタップすると・・・
iPhone 特定のパラメータを目標とするワークアウトが開始できます。 「ウォーキング」の場合は、この画面をスクロールすると、「フリー」「時間」「距離」「キロカロリー」から目標を選べます。
なお、この画面で「提案」と書かれているところはフィルターです。 ここをタップすると、条件を指定して、それにマッチするワークアウトの一覧を表示させることができます。
iPhone 屋外ランニングとサイクリングでは、同じコースを何度も走っていると、このように自己ベストまたは前回の走りと競争できる「レース」も提案されます(watchOS9以降)。
iPhone 例えば画面をスクロールして「キロカロリー」を表示させると、このような画面になります。 目標値も設定されています(図の例では100KCAL)。 この画面をタップすると、すぐに指定の目標値でワークアウトが開始できます。
ボタン右上の (編集) アイコンをタップすると、目標値などを編集することができます。
iPhone (編集) アイコンをタップすると、このような画面になります。
キロカロリー」をタップすると、目標値を変更できます。
ワークアウトを送信」をタップすると、このワークアウトを メッセージ(メッセージ) や E-mail(メール) で友人などに送ることができます。 同じ目標値のワークアウトを家族や友人と一緒にトライできます。
iPhone ワークアウト中にiPhoneをロックすると、このようにロック画面にワークアウトの進捗が表示されます(iOS16.1以降)。 これをライブアクティビティと呼びます。 この画面からワークアウトの一時停止/再開ができます。 これをタップすると、ワークアウトの指標を表示します。
なお、よりきめ細かくワークアウトをカスタマイズして、自分に合ったワークアウトを作ることができます。 詳しくは カスタムワークアウトを作成する をご覧ください。

ワークアウト画面を編集する:ワークアウトの環境設定

ワークアウトの種類ごとにワークアウト画面を編集したり、環境設定することができます。
iPhone ワークアウト右上の「...」をタップします。
iPhone すると、いろいろな目標値が設定されたワークアウトのリストが表示されます。 この画面を一番下までスクロールすると「環境設定」ボタンが現れます(watchOS10以降)。 これをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。
通知」欄の各項目をタップすると、ワークアウト中に受け取る通知を追加・変更できます。 例えば心拍数が特定の範囲になった時、指定した時間が過ぎたとき、指定した距離進んだとき、などに通知を受け取ることができます。
なお、通知の条件に指定できる心拍数の範囲は、 (Watch)-[マイウオッチ]- (ワークアウト)- [心拍数範囲]画面または、 (設定)- (ワークアウト)- [心拍数範囲]画面で指定できます。
スプリット」欄では、このワークアウトを自動的に セグメント 分割するときの、移動距離が設定できます。
一番上にある「(ワークアウト名)ワークアウト表示」をタップすると、ワークアウト実施中にApple Watchの画面に表示するパラメータを選択・変更できます。
iPhone 上の画面で「ワークアウト表示」をタップすると、このような画面になります。
「測定基準」欄は、ワークアウト中に画面の一番上に表示される情報です。 この欄の (編集) アイコンをタップすると、表示項目が変更できます。
その下には、ワークアウト中の画面に追加できる情報がいくつか並んでいます。 各項目の「含める」を タッチパネル:ON(オン)にすると、 ワークアウト中に「測定基準」情報の下に表示されるようになります。
iPhone 「ワークアウト表示」画面の一番下には「並べ替え」ボタンがあります。 これをタップすると、ワークアウト中画面に表示する項目の順序が変更できます。
iPhone 準備ができたら「ワークアウトを開始」しましょう。 画面にはワークアウトの進捗状況が表示されます。 ワークアウトの目標に到達するとアラームで通知されます。 画面をスクロール、またはデジタルクラウンを回すと、「ワークアウト表示」で指定した追加情報を見ることができます。

画面をロックする

iPhone ワークアウト中に限らず、 コントロールセンター の「画面ロック(防水ロック)」を使うと、画面をロックすることができます。 ワークアウト中に不用意に画面に触れたり、水滴などが当たって、想定しないタップ操作が行われるのを防ぎます。 ロックを解除するにはデジタルクラウンを長押しします。
なお、「プールスイミング」など、一部のワークアウトでは、ワークアウトをスタートすると、自動的に画面ロックされます。

ワークアウトの自動スタート・自動停止

iPhone ワークアウトに相当する運動を約10分(ワークアウトのタイプによる)継続すると、Apple Watchが自動的にワークアウトを始めたことを検出して、このような画面が表示されます(iOS12以降)。 ここで「(ワークアウト名)を記録」をタップすると、運動開始時間にさかのぼってワークアウトの記録をスタートしてくれます。
この機能を使うには、 (Watch)-[マイウオッチ]-(ワークアウト)画面で、 「ワークアウトの開始を通知」を タッチパネル:ON(オン)にします。
iPhone 同様に (Watch)-[マイウオッチ]-(ワークアウト)画面で、 「ワークアウトの停止を通知」を タッチパネル:ON(オン)にしておくと、 運動をやめたときに通知してくれます。
この画面で「ワークアウトを終了」をタップすると、ワークアウトの終了となります。 「一時停止」をタップすると、ワークアウトは一時停止状態になります。 あとから再開することが可能です。

ワークアウトの一時停止

iPhone ワークアウトを一時停止するには、ワークアウト中の画面を左から右にフリックします。 するとこのような画面になるので「一時停止」をタップします。
再度この画面を開くと「一時停止」の代わりに「再開」ボタンが表示されます。 これをタップするとワークアウトが再開します。
iPhone あるいはデジタルクラウンとサイドボタンを同時にクリックすると、ワークアウトが一時停止します。 再度両方を同時にクリックすると、ワークアウトが再開します。
ただし、このアクションは Apple Watchの画面キャプチャを撮る 操作と被っています。 このため、Apple Watchの画面キャプチャを有効にしていると、操作のたびに画面キャプチャも撮られてしまいます。
これを避けたい場合は、画面キャプチャ機能をOFFにします。 または (Watch)-[マイウオッチ]- (ワークアウト)- [押して一時停止]または、 (設定)- (ワークアウト)- [押して一時停止]を タッチパネル:OFF(オフ) にします。

ワークアウトの終了と記録

iPhone ワークアウトを終了するときは、画面を左から右にフリックします。 するとこのような画面になるので「終了」を選択します。
iPhone 上の画面で「終了」を選ぶと、このような画面になります。
「ワークアウトを終了」をタップすると、ワークアウトを終了します。
「×」をタップすると、ワークアウトを継続します。
「新規ワークアウト」をタップすると、別のワークアウトをスタートすることができます。
iPhone 上の画面で「ワークアウトを終了」を選ぶと、成果が表示されます。 画面左上の「×」をタップすると今回の記録が保存され、ワークアウトは終了となります。
iPhone 画面を上に向かってフリックまたはデジタルクラウンを回すと、詳細情報が表示されます。

iPhoneでワークアウトの結果を見る

iPhone Apple Watchとペアリングすると、iPhoneに (フィットネス/アクティビティ)アプリが表示されます。 より大きな画面で詳細に成果が確認できます。
iPhone 「ワークアウト」欄から、実施済みのワークアウト名をタップすると、このように詳細結果が表示されます。 画面をスクロールすると「マップ」が表示され、ワークアウトの経路が確認できます。 その「マップ」をタップすると拡大表示され、移動速度によって色分けされます。
Apple Watch Series 2 以降 には GPSが搭載されているので、iPhoneを持たずにApple Watchだけ身に着けてワークアウトに出かけても、この下の「マップ」欄に地図上での移動経路が表示されます。
ワークアウトの結果やGPSの座標を取り出す
ワークアウトの結果やGPSの座標などは、 (ヘルスケア) アプリなどを使って取り出すことができます。 GPSトラッカーとして使うこともできます。

ワークアウトのセグメント分割

iPhone ワークアウトの実施中、それを複数の「セグメント」に分けることができます。 たとえばランニング中、コースの一部に急坂があり、そこでの運動量を個別に確認したいとき。 あるいはジムで、複数のマシンを次々に使う時、各マシンでの運動量を個別に知りたいとき。
こんな時はワークアウトの実施中、その画面をダブルタップすればOKです。
あるいは画面を左から右にフリックして「セグメント」をタップします。
iPhone 画面をダブルタップあるいは「セグメント」をタップするたびに新たな「セグメント」が設定され、 あとでiPhoneから全体の運動量とは別に、各セグメントごとの実施時間と運動量を確認することができます。
iPhone なお、 ワークアウトの環境設定 画面の 「スプリット」欄では、このワークアウトを自動的に セグメント分割するときの、移動距離が設定できます。 ここで指定した距離を移動するたびに、自動的に新しい「セグメント」が作成されます。

ワークアウト開始時に自動的に音楽をスタートする

iPhone (Watch)-[マイウオッチ]-(ワークアウト)画面で、 「ワークアウトプレイリスト」を選ぶと、iTunesまたはAppleMusicからiPhoneに転送されている音楽プレイリスト一覧が表示されます。 ここから好みのプレイリストを選んでおくと、ワークアウト開始時に自動的に音楽がスタートします。
iPhone または、ワークアウト実施中にApple Watchの画面を右から左にフリックすると、音楽プレイヤー画面になります。 好きなタイミングで音楽がスタート、ストップできます。

ジムのフィットネス機器と連携する:GymKitの利用

iPhone トレーニングジムなどに置いてあるフィットネス機器とApple Watchを接続して、フィットネス機器で採取したデータをApple Watchに取り込むことができます。 もし、フィットネス機器に「Connects to Apple Watch」や「NFC」のマークがある場合は、Apple Watchを近づけてみてください。 GymKit対応機器であった場合は「ピコーン」と音がして、すぐさまApple Watchとの連携が確立します。 あとは普通にフィットネス機器でトレーニングを行えば、その結果が、Apple Watchに取り込めます。
この機能を有効にするには、 (Watch)-[マイウオッチ]-(ワークアウト)画面で、 「フィットネス機器を検出」を タッチパネル:ON(オン) にします。

カスタムワークアウトを作成する

ワークアウトスタート前の「ウォームアップ」、終了後の「クールダウン」、そしてその間に複数の「ワーク」と「回復(休憩)」を定義した、カスタムワークアウトを作成することができます。
iPhone ベースとなるワークアウトを選び、右上の「...」をタップします。
iPhone するとこのワークアウトに設定されたワークアウト一覧が表示されます。 この画面を一番下までスクロールします。
iPhone すると「ワークアウトを作成」ボタンが現れます。 これをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。
「時間」「距離」「キロカロリー」を選ぶと、目標値(ゴール)が設定できます。
「カスタム」を選ぶと、複数のワークアウトを組み合わせたワークアウトメニューが作れます。
iPhone 選択するワークアウトによっては、このほかのメニューが表示される場合もあります。 たとえばサイクリングやランニングなどで表示される「ペーサー」を選ぶと、ワークアウトにかける時間と距離を入力することにより、ペースが設定できます。 そしてワークアウトをスタートすると、この図のように、設定したペースに対して、現在何秒速いか遅いかが表示されます。
iPhone 「ワークアウトを作成」ボタンを押した画面で「カスタム」をタップするとこのような画面になります。
「ウォームアップ」「クールダウン」欄をタップすると、スタート前の「ウォームアップ」、終了後の「クールダウン」の時間を定義することができます。 そして「+追加」をタップすると、この間に複数の「ワーク」と「回復」を定義することができます。
また「カスタム表示」をタップすると、ワークアウト中の表示項目をカスタマイズできます。
設定が完了したら「カスタムタイトル」欄に、あなたの好きなワークアウトの名前を入れて、一番下の「ワークアウトを作成」ボタンをタップすると登録されます。
iPhone 例えばこのようなウォーキングのワークアウトを作ってみました。 「ウォームアップ」と「クールダウン」には1分間の時間を取り、1回のフリーの「回復」をはさんで、2回の10分の「ワーク」を行います。
なお、追加した項目は、右から左にフリックすると、削除することができます。
iPhone ワークアウトをスタートすると、このような画面になります。 時間ベースのワークを選んだので、今のワークの残り時間が表示されています。 その右にある緑色の「R」は、次に行うのがフリーの「回復」であることを示しています。 この「R」をタップすると、現在の「ワーク」のカウントを終了して、次の「回復」のカウントに移行します。
iPhone あるいはワークアウト中の画面を左から右にフリックしたときの画面で「次へ」をタップしても、今のワークを終了して、次のワークに移ります。

もっとApple Watchのことを知りたい