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fre:acの使い方

WMA/MP4/M4A/FLAC/Ogg Vorbis形式の音楽ファイルを.wav/.mp3に変換する方法


fre:acというフリーウエアを使用すると、WMA / MP4 / M4A / FLAC / Ogg Vorbis 形式などの音楽ファイルを .wav / .mp3 などの形式に相互変換することができます。 CUEシートを使った曲の分割変換も可能です。 またCDからのリッピングも可能。さらにマルチコアCPUに対応し、変換速度はとても高速です。

fre:acのインストールと初期設定

お使いのOSの確認
PC Windowsで
[スタート]-[設定]-[システム]-[バージョン情報](Win11)
[スタート]-[設定]-[システム]-[詳細情報](Win10)
[スタート]-[Windows システム ツール]-[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[システム]
の画面を開くと、あなたがお使いのOSの情報が確認できます。 「エディション(バージョン)」や「システムの種類」を確認しておきましょう。
fre:acのダウンロード
PC fre:acのオフィシャルサイト を開き、左メニューから「Download」をクリックします。
PC 「Download fre:ac ...」 と書かれているところから、あなたのOSに合ったインストールファイルをダウンロードします。 上で確認した「システムの種類」に「64ビット」の記述があったときは、freac-x.x.x-windows-x64.exe または freac-x.x.x-windows-x64.zip をダウンロードします。 そうでない場合、またはどちらか分からない場合は、freac-x.x.x-windows.exe または freac-x.x.x-windows.zip をダウンロードします。 zip形式のファイルをダウンロードした場合は、それを解凍するとexeファイルが得られます。 これをダブルクリックするとインストールできます。
インストール手順では特別気を付ける点はありません。 画面の指示に従って「次へ」をクリックしていけばOKです。
注意: ダウンロードはかならずfre:acのオフィシャルサイトから行いましょう。 これ以外の場所で配布されているものには、ウイルス混入などの危険があります。
起動
PC アイコンをクリックして fre:ac を起動するとこのようなウインドウが現れます。 まず最初に、いろいろ設定をしておきましょう。 メニューから[オプション]-[一般設定]を選びます。
mp3出力音質の設定
PC まずはmp3へ変換する時の、出力音質を設定しましょう。 [エンコーダ]メニューで、“LAME MP3 Encoder”が選択されているのを確認して[エンコーダ設定]をクリックします。
PC [基本]タブで音質の基本設定ができます。 お好みで設定して下さい。 図では、VBR(可変ビットレート)モードでの最高音質の設定をしてみました。
PC [その他]タブで具体的なビットレートの範囲が指定できます。 図では、VBR(可変ビットレート)モードでの最高ビットレートを320kbpsに設定してみました。
これ以外のタブについては特にいじる必要はないでしょう。 右下の「OK」をクリックします。
出力先フォルダの設定
PC [Output files]-[出力先フォルダ]で指定できます。 お好みで設定して下さい。 「可能なら入力ファイルのフォルダを用いる」にチェックを入れておけば、入力ファイルが格納されているフォルダに出力されます。
出力ファイル名の設定
PC [Output files]-[出力ファイル名]で指定できます。 お好みで設定して下さい。 初期設定では「[アルバムアーティスト名]-[アルバム名]」という名前のフォルダが作られ、 その下に各曲が「[トラック番号]-[アーティスト名]-[曲のタイトル]」というファイル名で格納されます。
PC このように指定すると、出力フォルダ直下に、各曲が「[トラック番号] [曲のタイトル]」というファイル名で格納されます。
コメントの削除
PC [Metadata]-[Tag fields]-[コメント]で、各曲のタグに書き込むコメントが指定できます。 初期設定では、図のように「Fre:ac - Free audio...」といったコメントが書き込まれます。 不要であればここを空白にしましょう。
この他にも多くの設定項目がありますが、iPod/iPad/iPhoneでmp3形式で聞くことを目的とするなら、他の項目はいじる必要はないでしょう。

音楽の変換

入力ファイルと変換先フォーマットの設定
PC 中央のウインドウに、変換元の音楽ファイルをドラック&ドロップします。 .cueファイルでも構いません。
そして右下の[選択エンコーダー]欄で、変換先のフォーマットを指定します。 mp3に変換するときは“LAME MP3 Encoder”を選択します。
なお、設定画面で「可能なら入力ファイルのフォルダを用いる」にチェックを入れていても、 アクセス権などの理由で書き込みができない場合は、 画面下の「出力先」で指定されているフォルダに出力されます。 入力ファイルがネットワークドライブ上にある場合などはご注意ください。
変換開始
PC 上のメニューから ボタンをクリックすると、変換が始まります。
PC 変換中は、画面下部に変換しているファイルの名前と変換状況が表示されます。 変換が終わった入力ファイルは、画面のリストから消えていきます。

タイトルなどが文字化けする!?/タグを編集する

PC 音楽ファイル/cueファイルによっては、文字コードUTF-8で記述しているにも関わらず、図のように日本語のタイトルなどが文字化けしてしまうことがあります。 このような場合は[タグ]-[トラック]画面で各曲をクリックし、画面下部のウインドウでタグを編集することができます。 文字化けしたテキストを入力しなおせば、正しく変換されます。

変換が失敗する!?エラーになる!?

海外製のフリーソフト/アプリケーションでは、入力ファイル名や、それが格納されているフォルダ/パス名に日本語全角文字が含まれていると、正しく動作しない場合があります。 こんな時は一旦半角のフォルダ、ファイル名に変更してからトライしてみてください。 また、ファイル名がやたら長い場合もエラーなどになる場合があります。こんな時は短い半角ファイル名に変更してみてください。