BETAFPV Pavo Pico Walksnail Avatar版 - 100g未満のフルHD空撮マイクロドローン
BETAFPV Pavo Picoは、 デジタルFPVシステム に対応した、離陸重量100g未満のFPVドローンです。 今回はこれに Walksnail Avatar デジタルFPVを搭載して、フルHD空撮CineWhoopを組み立ててみました。BETAFPV Pavo Picoとは
![BETAFPV Pavo Pico with Walksnail Avatar HD Pro Digital VTX BETAFPV Pavo Pico with Walksnail Avatar HD Pro Digital VTX](gif/lazy_dummy.gif)
モデルバラエティ
BETAFPV Pavo Picoシリーズには、Air Unit (カメラ、VTX)にDJI O3版とWalksnail Avatar/Caddx Vista/Runcam Link版の2種類が、また受信機にELRS版とTBS版の2種類があります。 さらにFCには"F4 1-2S 12A AIO FC V3"(初期ロット)と"F4 2-3S 20A AIO FC V1"(第二ロット以降)の2種類があります。 第二ロット以降のモデルは若干重量が増加している(プラス1.35g ~ 2.27g:搭載するAir Unitによる)ので、離陸重量に注意してください。 なお、Air Unitは別売です。
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BETAFPV Pavo Pico Brushless Whoop Quadcopter
BETAFPV 2023/05/27 USD104.99(約15,200円)(DJI O3)/ USD99.99(約14,490円)(Walksnail)
ホイールベース:80.8mm / バッテリー:2S / 重量:71.2g(DJI O3)/ 65.88g (Walksnail)
離陸重量100g未満のデジタルFPV CineWhoopです。 Air untは別売で、DJI O3 Air UnitまたはCaddx Vista、あるいは新発売の32GBメモリーを搭載したWalksnail Avatar HD Proが搭載できます。 バッテリーは2S、ホイールベースは80.8mm、プロペラサイズは45mm。 重量は、バッテリーを除いて、DJI O3の場合は71.2g、Walksnail Avatarの場合は65.88g。 450mAhのバッテリーを含む離陸重量は、それぞれ99.4g, 94.08gとなります。 -
Walksnail Avatar HD Pro Kit
CADDX 2023/03 USD159.00(約22,800円)(シングルアンテナ)/ USD169.00(約24,240円)(デュアルアンテナ)
Avatar HD システムは、業界をリードするテクノロジーである H.265 コードを使用して、超低遅延で 1080p FPV 画質を提供します。 1080P/60FPS、720P/120FPSをサポートします。 カメラはジャイロフローをサポートしており、スムーズで安定したビデオ品質を実現します。 PCB ボードとシェルの設計を更新し、VTX の品質を向上させ、より耐久性を高めました。
BETAFPV Pavo Picoの紹介
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Walksnail Avatar用の4PinコネクタはFCにハンダ付け済みです。 ただコネクタを差し込むだけで接続できます。 Caddx Vista/Runcam Linkを使用する場合は、同梱されている6PinコネクタをFCにハンダ付けする必要があります。
組み立てには#0のプラスドライバーと1.5mmのアーレンキー(六角レンチ)が必要です。 どちらも製品には含まれていないので、自分で準備する必要があります。
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後ろに飛び出している、白いコネクタが付いたケーブルは、Air Unit用の電源ケーブルです。 ハンダ付け不要で、Walksnail Avatar HD Pro Kitに直接接続することができます。
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Meteor75 Digital VTX版は、機体重量に対してパワーが若干不足していて、飛行時間は実質2分程度でした。 Pavo Picoは約4分40秒程度飛行可能です。
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BETAFPV Pavo Picoの組み立て方
BETAFPV Pavo Picoは、Air Unit (カメラ、VTX)が別売です。 自分で組み込む必要があります。![PC](gif/lazy_dummy.gif)
アンテナを取り付けるときは、写真のように事前にAir Unit用フレームのアンテナ固定用の穴に、アンテナケーブルを通しておきます。
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写真の赤丸で示した穴に、Pavo Picoに添付されているゴムブッシュを取り付けます。 そして写真に写っている木ネジで、Air Unitを本体フレームに取り付けます。
木ネジはドローンの下側から差し込み、ゴムブッシュとカーボンフレームの穴を介して、Air Unit用フレームにねじ込みます。
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なお、Walksnail Avatar VTXのコネクタは、JST-SH 4ピン(1.0mmピッチ)です。
BETAFPV Pavo Picoの飛行準備
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ただし、FCの設定はほぼ完成しており、あまり手を加える部分はありません。
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ポートの設定はこのようになっています。 ELRS受信機はUART3、デジタルVTXはUART4に接続されています。
また、「基本設定」画面の「エアモードを常時使用」がオンになっていましたが、そのままだと離着陸時に飛び跳ねてしまうことがありました。 Airモードは3ポジションスイッチに設定 したほうが良いでしょう。
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各モードのチャンネルを、あなたのプロポの設定に合わせて変更してください。
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ただし私の機体では、ゴーグルの中で、OSDの文字全部が盛大に右に寄っていました。 Walksnail Avatar VRX(ゴーグル)の設定メニューの[Display]-[OSD Position]で、表示位置の調整が必要でした。
Walksnail Avatar HD Proの設定方法については、 Walksnail Avatar VRXの使い方 をご覧ください。
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この為に、さっそくプロペラを1本折ってしまいました...
BETAFPV Pavo Picoミニレビュー
飛行性能
下のビデオでも見られる通り飛行性能は高く、一般的な75mmのTinyWhoopと同じように軽快に飛行できます。 小回りが利くので、屋外だけでなく、家の中でも思い通りに飛行を楽しむことができます。 Firefly Baby Quad と比べておとなしい飛行フィーリングで、比較的経験の浅いパイロットでも扱いやすいと思います。 モーター音も75mmのTinyWhoopと同じ、特にうるさいということはありません。 また、新品のバッテリーで4分40秒も飛行できました。
BETAFPV Pavo Picoの仕様
item | description |
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Manufacturer | BETAFPV |
Flight Time | 4min |
Wheelbase | 80.8mm |
Props | Gemfan 45mm-3B black propeller |
Motors | 1102 | 14000kv red and black (2022) |
Weight |
71.2g (DJI O3), 66.02g (Vista), 65.88g (Avatar) (First batch),
73.47g (DJI O3), 67.37g (Vista), 68.14g (Avatar)(Since second batch) |
Frame | Pavo Pico Brushless Whoop Frame |
FC & ESC | F4 1-2S 12A AIO FC V3(First batch), F4 2-3S 20A AIO FC V1(Since second batch) |
HD VTX | Support DJI O3 Air Unit, Caddx Vista Kit / RUNCAM Link / Walksnail Avatar HD Pro Kit installation |
RX Version | Serial ELRS/TBS |