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サンフランシスコ

  • 2005年03月11日~03月16日
  • 使用エアライン:ノースウエスト航空(A330-300)

坂の街へ


ケーブルカーとトランスアメリカピラミッド
私がサンフランシスコを訪れるのは14年ぶりになります。 以前に訪れたのは初海外旅行の一人旅でした。 ロスとならんでひときわ思い入れの深い街です。
飛行機は成田を午後3時に出発し、到着したのは同日の午前7時。 地元在住の日本人ガイドさんのバンで市内まで送ってもらいます。 初日は朝着なのに、ホテル(Pan Pacific Hotel)に到着した9時過ぎには部屋の準備が出来ていました。 3月というのに日差しは強く、数日前から続いていた異常気象で、日中はなんと30度にもなる真夏日でした。 Tシャツ一枚でも過ごせます。冬服しか持っていない観光客は困ってしまいます。
ホテルに荷物を置いたら、早速ケーブルカーに乗ってフイッシャーマンズワーフを目指します。 屋台ではカニやエビをさばくシェフと観光客の喧噪で活気にあふれています。 ここではシーフードのフライやサンドをテイクアウトして、観光を楽しみながら食べることが出来ます。 お昼ご飯には、パンの器に入ったクラムチャウダーを食べました。シスコ名物だそうです。 この器になっているパンはサワーブレッドといって酸味の強い変わった味のものです。 クラムチャウダーはおいしかったのですが、このパンはちょっといただけませんでした。
ベイクルーズのクルーズ船
つづいてせっかくの好天なので、ベイクルーズを楽しむことにしました。 ピア41にあるBLUE&GOLD FLEETのオフィスでチケットを購入します。 一人US$20.00で、海からのサンフランシスコの街を眺め、ゴールデンゲートブリッジの下をくぐり、アルカトラズ島の周りを回って来ることが出来ます。 所要時間は約1時間の快適なクルーズです。 このページのトップの写真のように、ゴールデンゲートブリッジが一望できます。
ケーブルカー博物館でうなりをあげる巨大なホイール
その後はおきまりのピア39をそぞろ歩き、早速お土産になにを買っていこうかいろいろお店を回ります。 しかし初日はさすがに時差ボケのため元気が続かず、夕方にはホテルに戻ることにしました。 またケーブルカーに乗ってダウンタウンを目指します。
途中、ケーブルカー博物館に停車したので、ひょいと飛び降りて見学することにしました。 サンフランシスコの全てのケーブルカーは、ここにあるモーターだけで駆動されています。 全線のケーブルを制御する巨大なホイールがグォングォンうなりをあげて回っています。 また、駆動方法やブレーキの仕組みなど、ケーブルカーのメカについて学習することも出来ます。 もちろんケーブルカー関連グッズのショップも充実しています。
初日の夕食はレストランを探すのも面倒、ルームサービスを頼んで、部屋でのんびりバーガーとピザを食べました。

ヨセミテの大自然


ヨセミテ滝
2日目はオプショナルツアーでヨセミテ国立公園を目指します。 ホテルを早朝出発し、高速を4時間飛ばして到着です。 途中立ち寄ったドライブインからは、北海道よりも雄大な、見渡す限りの畑と山並みが見渡せます。 11時過ぎにはヨセミテに着き、まずは「トンネル・ビュー」ポイントから、雄大な眺めを楽しみます。 車の中でお弁当を食べたり、途中あちこちで下車して景色を楽しみます。 そしていよいよヨセミテのシンボル Harf Dome : ハーフドーム が望めるヨセミテ・ロッジから散策に出かけます。 まずはSwinging Bridgeのたもとで、川を流れる冷たい雪解け水に触れてみます。
ヨセミテのシンボル。世界最大の岩盤:エル・キャピタン
続いてヨセミテ滝のたもとへ。 ちょうど雪解けの時期ということで、ずっと離れたところからでも水の流れ落ちる轟音が聞こえ、水しぶきが舞っているのがわかります。 日本国内にはどこにも無いような大スケールの景観が目の前に広がります。 前回訪れた秋には水が少なかったので、今回のこの豪快な姿には感激しました。
帰りにはヨセミテ・ロッジのお土産ショップで買い物をしてバスに戻ります。 その後も Bridalveil: ブライダルベール滝 や世界最大の岩盤:El Capitan : エル・キャピタンなどの絶景を下車して楽しみ、午後3時頃にはシスコに向けて出発です。 帰りもカントリー風の手作りフードが楽しめるドライブインで休憩し、街に戻るともう午後7時。 ベイブリッジからは素晴らしい夜景が楽しめました。
この日の夕食はサンフランシスコ・センターの地下にあるPanda Expressという中華のファーストフードで軽くすませました。 多数のディッシュから好みの3品を選んで盛ってもらいます。おまけにフォーチュンクッキーもついていて、安くておいしくて満足。

カリフォルニアワインのメッカ


ワイナリー オーパス・ワン
3日目はオプショナルツアーでナパバレーを訪れました。 カリフォルニアワインのメッカです。 9時過ぎにホテルを出発して、1時間半程度でナパバレーに到着です。 最初は超高級なワイナリー、Opus Oneを訪れます。眺めのいい屋上のテラスから、一面に広がるブドウ畑を眺めながら、テイスティングを楽しむことが出来ます。
ワイナリーのブドウ畑
しかしテイスティングだけでUS$25.00は超高級。ワイナリーもまるでホテルか美術館のようなデザインです。 次はがらりと雰囲気が変わって、V.Sattuiワイナリーです。 ここは無料で何種ものワインのテイスティングが楽しめ、ワインはもちろんチーズやサンドイッチ、その他いろいろなおみやげ物も買うことが出来ます。 外にはピクニックエリアもあり、みんなにぎやかにワインと食事を楽しんでいます。 また、地下の貯蔵庫で樽が積み上げられている様子を見学することも出来ます。
V.Sattuiワイナリー
3つ目は映画監督フランシス・フォード・コッポラのワイナリー、Niebaum Coppola Estateを訪れました。 ここではUS$15.00で4種類の赤ワインのテイスティングが楽しめ、そのグラスをお土産に持ち帰ることが出来ます。 グラスにはコッポラ監督のサインが入っています。 また、内部はちょっとした博物館になっていて、コッポラ監督の関わった映画ゆかりの品々、オスカー像などを見ることも出来ます。 また庭もきれいに整備されており、私たちはここで、V.Sattuiワイナリーで買ってきたサンドイッチを楽しみました。 最後は、Robert Mondaviワイナリーです。 ここでももちろんテイスティングが楽しめますが、私たちは軽く買い物をしただけでした。 帰りには、アウトレットモール、Napa Premium Outletsに寄りました。 なかなか広いモールで、のんびりと1時間くらい散歩とショッピングを楽しむことが出来ます。 夕方4時頃にはホテルに帰り着くことが出来ます。

シスコ・ダウンタウン


マリリンモンローが結婚式を挙げたグレース大聖堂
夕方はまたダウンタウンに観光に出発です。 まずは坂をあがって、ノブヒルにあるグレース大聖堂を訪れました。 マリリンモンローが結婚式を挙げたところだそうです。 ちょうどパイプオルガンのコンサートが行われており、素晴らしい音色をしばし楽しみました。 続いてチャイナタウンを散策します。まるで香港のように中国小物を売る店があちこちに見られます。 なぜか回転寿司もあったりして変わった雰囲気です。 この日の夕食は、日曜日ということもあり期待していたお店は片っ端からお休み、さんざん悩んでユニオンスクエア近くのグリルでシーフードを楽しみました。 このお店はジャズの生演奏もあり、良い雰囲気です。 ただ、ちょっと訪れた時間が早くて、一曲めが始まったときには食事を終わってしまいました。

アルカトラズ島


かつての監獄、そして今は博物館となっているアルカトラズ島
そしていよいよ最終日です。 まずはケーブルカーに乗ってLombard Streetへ。曲がりくねった坂の景色を楽しみます。 残念ながら花はまだ咲いていませんでした。 つづいてピア41からアルカトラズ島の観光に出かけます。 アルカトラズ島はサンフランシスコでも一番の人気観光スポットで、いつも船は満員です。 私たちは前日にホテルからBLUE&GOLD FLEET インターネット予約でチケットを入手しましたが、朝10:45発の便より早い時間はとれませんでした。 (パソコン持っていって良かった~) 日本出発前に予約していくのが良いと思います。 アルカトラズ島は、上陸したら各自自由に歩き回って観光を楽しみ、帰りは好きな船で戻るシステムです。 ツアーにはオーディオガイドあり(US$16.00)となし(US$11.50)の2種類がありますが、是非ともオーディオガイドありのツアーをお勧めします。 これは、監獄の建物のなかを、多国語対応のヘッドフォンガイドを聞きながら見学するもので、オーディオガイドがないと、この肝心の監獄の中が見学できません。 もちろん日本語もあり、物語調にアレンジされ、効果音もバッチリの解説が結構楽しめます。 アル・カポネの閉じこめられた小部屋や、脱走事件の一部始終の解説など、スリル満点の時間が過ごせます。 アルカトラズ島の観光はオーディオガイドも含めて合計2時間程度。 お昼頃になると観光客が増えて混雑してくるので、なるべく早い時間に行くことをお勧めします。

ベイエリア観光


シーフードのお店とお土産屋さんがあつまるフイッシャーマンズワーフ
お昼はフイッシャーマンズワーフでエビのフライとボイルをテイクアウトし、Ghiradelli Square : ギラデリ・スクエア前の公園で、 海とゴールデンゲートブリッジを眺めながら食べました。 ぷりぷりのエビがとてもおいしく味わえました。
次はそのGoldengate Bridge : ゴールデンゲートブリッジを目指します。 私たちはフォートメイソンまで約15分歩いて、そこから28番のバスに乗ってゴールデンゲートブリッジの展望台まで行きました。 実はギラデリ・スクエア前からは、30番のバスでFunston Playground脇まで行き、28番に乗り換えるのが良いようです。乗ってみて初めてわかりました。
展望台から見るゴールデンゲートブリッジ
この日も快晴で、展望台からはゴールデンゲートブリッジと対岸までが非常によく見渡せます。 前回訪れたときには、名物のキリで何も見えなく、残念な思いをしたものです。
ゴールデンゲートブリッジをわたると、初日に乗ったクルーズ船が橋の下をくぐっていくのが見えます。 展望台からは同じく28番のフォートメイソン方面に乗れば元のバス停に戻れます。 ちょっとバス停前にあるスーパーでお土産のチョコレートを買って、またフイッシャーマンズワーフに戻ります。 そしていよいよお土産の買い物開始です。
ミュニメトロの市電
ギラデリ・スクエア内のギラデリショップでは、ピア39より安い値段でGhiradelli Chocolate : ギラデリ・チョコレートが買えます。 つづいてミュニメトロの市電に乗ってピア1横のフェリービルディング・シッピングセンターを目指します。 ワインやシーフード、キッチン用品にレストランと、ちょっとしたお店があってウインドウショッピングが楽しめます。 また、このビルの裏にあるフェリー乗り場からは、ベイブリッジを身近に眺めることが出来ます。 夕食はファイナンシャル・ディストリクトでと思いエンバーカデロセンターを回ったのですが、 ビジネス街で店をしまうのが早かったりして良いレストランを見つけることが出来ませんでした。 そこで地下鉄に乗ってユニオンスクエアへ。 パウエルストリートでネオンを輝かせているLori'sで、バドワイザーとハンバーガーのアメリカンな夕食を楽しみました。
夕食後はまたミュニメトロの市電に乗って夜景見学に出かけました。 ブロードウェイストリート駅で降りると、港の方にライトアップされた桟橋がつきだしています。 ここからダウンタウンの方を眺めると、とても美しい夜景を見ることが出来ます。 観光客も人通りもほとんどない穴場スポットです。
翌日は朝9時にはホテルを出発して空港へ。 飛行機は半分くらい空き席があり、のんびりゆったりと帰ることが出来ました。 余談ですが今回利用したNWのA330-300には、全席にACコンセントが付いていて、電子機器が使用できます。 旅客機も進歩していますね。