• 記事をシェア
  •  
  •  
  •  
  • B! 
  •  

ハワイ カウアイ島旅行記 ワイメア渓谷/ナパリ・コースト・クルーズ

  • 2013年04月29日(月)~2013年05月05日(日)
  • 使用エアライン:行き:全日空(羽田-ホノルル):B767-300/ハワイアン航空(ホノルル-リフエ):B717-200
  • 使用エアライン:帰り:ハワイアン航空(リフエ-ホノルル):B717-200/ユナイテッド航空(ホノルル-成田):B747-400
  • ホテル:Sheraton Kauai Resort
今回の旅行のショートムービーです
YouTubeで見る

羽田発国際線の深夜便で時差解消


今回はすべて個人手配の旅行です。行きは、羽田の国際線から午前0時すぎに発つ便を選びました。 到着は、日付変更線を超えるので、前日(4/28 Sun)のお昼となります。 東行き、特にハワイ~西海岸への旅行は時差ボケのきつい地域ですが、深夜便のおかげで機内でぐっすり眠る事ができ、あまり時差ボケに悩まされずにすみました。
現地での移動はすべてレンタカー。カウアイ島は、タクシーを含め、公共交通機関がほとんど無いので、レンタカーは必須です。 今回はダラーレンタカーを日本から予約していきました。返却時に給油が不要なプランも選べて便利です。 ただし、カウアイ島で6日も動き回ると、無給油ではぎりぎり足りない感じでした。

ポイプビーチ


ホテルSheraton Kauai Resortの部屋からの眺め
ホテルはポイプビーチに面したSheraton Kauai Resortを選択。 アメリカのリゾートホテルとしては普通で、部屋も清潔、毎日無料のミネラルウォータ(ボトル)のサービスも、有線・無線LANもあり、不満はありません。 ホテルの入り口には、パイナップルが入ったミネラルウォータのサーバーが置いてあり、自由に飲めます。 オーシャンフロントの部屋を選べは、毎日波の音を間近に聞きながら過ごせます。 西側の部屋に当たれば夕日が、東側の部屋に当たれば、ルアウショー(月・水曜日)が部屋から無料で楽しめます。 もちろんビーチには「ハワイアン・モンクシール(アザラシ)」も毎日やってきて、一日中お昼寝していました。
ポイプビーチは雨の多いカウアイ島の中でも晴天率が高いことで有名。確かに滞在中、ワイメア方面に雨が降っていても、ポイプは晴れていました。 Sheraton Kauai Resortの前のビーチは、やや波が高く砂場なのでシュノーケリングには不向き。ビーチを伝って5分も歩けば、ポイプビーチパークにたどり着きます。 ここでは熱帯の魚たちに会えますが、残念ながら珊瑚はほとんどありません。

サウス・ショア・ドライブ


是非とも晴天時に訪れたいワイメア渓谷。何度も挑戦できるよう、まずは到着翌日(4/29 Mon)にワイメア渓谷へ向かいました。 運良く初日が晴天で、再トライせずにすみましたが。
ワイメア渓谷へ向かう道すがら、サウス・ショアの観光地を順に巡ります。

カウアイ・コーヒ (Kauai Cofee)


カウアイ・コーヒ ビジターセンター
まずは「カウアイ・コーヒ ビジターセンター」です。 ビジターセンターが近づいてくると、周囲は一面のコーヒー畑。整然と並ぶコーヒーの畝は、背の高い「お茶畑」のようです。 ビジターセンター自身はこぢんまりとしたカントリー風の小屋で、ギフトショップ、試飲コーナー、簡単な博物館、軽食スタンドが併設されています。 ギフトショップでは、コーヒーはもちろん、Kauai Cofeeロゴの入ったTシャツなどのグッズも買えます。 試飲コーナーでは、Kauai Cofeeで生産する4種のコーヒーの他、フレーバーコーヒーなど、多種のコーヒーが自由に試飲可能。 また試飲コーナーから外に出ると、一周10~20分ほどで回れるセルフガイドの見学コースもあり、木になっているコーヒー豆や、刈り取り用の巨大なトラクター等、各種施設も見学できます。

カウアイ・クッキー (Kawai Cookie)


工場の建物の中にお店を構えるカウアイ・クッキー
つづいて、ナ・パリ・コーストへのクルーズが出ている「ポート・アレン」の港を下見したあと、ハナペペの町へ向かいます。 ここのオールド・ダウンタウンは、ノスタルジックで良い雰囲気ですが、すっかり廃れていてあまり見所はありません。 カウアイ・クッキーは、ここから少し離れた表通りに面したところにあります。 工場のような建物の中に小さなお店があり、各種クッキーが所狭しと並んでおり、試食もあります。 カウアイ・クッキー自体は島内のあちこちのお店で目にしますが、この本店には他のお店では買えない物も多く置いています。 とくに大袋に入った「ファミリーパック」はお土産に最適です。

ワイメア・タウン (Waimea Town)


キャプテン・クックの上陸記念碑
つづいて目指すのはワイメアタウンです。 道沿いにはこぎれいなお店がたくさんあります。 海岸にはWaimea State Recreation Pierというちょっとした公園と駐車場があり、桟橋から海を眺める事ができます。
ここから5分も歩けば「キャプテン・クック」の上陸記念碑があり、その近くには島内のあちこちにあるスーパー“Big Save”もあります。 また、表通りにはレストランも並んでいます。 私たちは“Shrimp Station”のシュリンプバーガーで昼食にしました。

ワイメア渓谷 (Waimea Canyon)


ワイメア渓谷
いよいよワイメア渓谷へ向かいます。道はぐんぐんと上り坂になりますが、終点までよく整備されており、快適なドライブができます。 最初に到着するのが「ワイメア渓谷展望台」。駐車場(野生のニワトリがたくさんいます)に車を止めてちょっと坂を登ると、いきなり目の前に渓谷が開けます。 ダイナミックな景色に感動。カウアイ島一の観光スポットですね。 この先には「プウ・カ・ペレ」「プウ・ヒナヒナ」「カララウ」「プウ・オ・キラ」の4つの展望台があり、それぞれにまた違った景色が楽しめます。 「プウ・カ・ペレ」展望台は路側に設けられた小さなビューポイントですが、その他は駐車場も整備されていて、じっくり景色が楽しめます。 「カララウ」「プウ・オ・キラ」展望台からは、ニイハウ島と、西海岸:ナ・パリ・コーストの一部をのぞき見る事ができます。
また、途中にはコケエ・ロッジという小屋にちょっとしたビジターセンターがあり、ワイメア渓谷について知る事ができます。 ここにあるカウアイ島の立体模型を見ると、カウアイ島自体が風雨に浸食されて、渓谷の集まりとなっている様がよく分かります。 ここにはレストランとキャンプ場も併設されています。
なお、ワイメア渓谷内には飲食物を買えるお店などないので、事前に買い出ししておく事をおすすめします。

オールド・コロア・タウン (Old Koloa Town)


ワイメア渓谷の帰りには、オールド・コロア・タウンに寄りました。短い区画にノスタルジックなお店・お土産屋さんが並んでいます。 “Island soap & candle works”では、たくさんの種類の、香りの付いた石けんが買えます。パインやココナッツの香りの石けんはお土産に最適。 大きな物から、手のひらサイズの小さな物までいろいろあります。 車はタウンの端にあるスーパー“Big Save”の駐車場に止めるのが良いかもしれません。

ポイプ・ショッピング・ビレッジ (Poipu Shopping Village)


ホテルから歩いていけるショッピングセンターです。Sheraton Kauai Resortからは、そのすぐ裏にあるKauai Plantationを通り抜けるとすぐです。 中にはレストラン、ショップ、スーパーまでそろっており、滞在中何度も訪れました。 月曜と水曜の5時からは、ちょっとしたフラ・ダンスショーも楽しめます。 到着した夜は、ここの“Poipu Tropical Burgers”で夕食としました。

潮吹き岩 (Spouting Horn)


潮吹き岩
ドライブの翌日(4/30 Tue)は海を堪能。午前中はポイプビーチでシュノーケリングを楽しみ、午後は近所の観光です。 ホテルから歩いていけるもう一つのショッピングセンターである“The Shops at Kukuiula”を見学し、つづいて潮吹き岩へ向かいました。
“The Shops at Kukuiula”はレストランやショップが連なっていて、水曜日の16:00~18:00はマーケットも開かれます。 マーケットではお土産品の他に、パイや串焼き肉、スープなども売られており、多くの観光客が食べ歩きしています。 アーティストが生演奏を披露したり、地元でとれた野菜なんかも売っていたりします。
潮吹き岩はホテルから車で10分程度。小さな駐車場にはひっきりなしに観光客の車が出入りしています。 潮吹き岩に向かう歩道には小さなお店が連なって、アクセサリなどのお土産を売っています。 そして潮吹き岩、波が打ち寄せるたびに、ゴォーという音ともに勢いよく潮が吹き上がります。吹き上がる場所は1カ所ではなく、あちこち数カ所から吹き上がります。 小さいけど人気の観光スポットです。
さらにこの日はリフエのショッピングセンター“Kukui Grove Center”にも足を伸ばしました。 カウアイ島最大との事で、広い敷地に多くのお店が並びます。それでも本土に良くあるショッピングモールほどは大きくはありません。 一端には“Kmart”という巨大なスーパーがありますが、日本の“ホームセンター”に近い品揃えで、食料品は多くありません。 ただ、「お土産コーナー」があり、ハワイ・カウアイのお土産が安く買えるのがポイント。 寿司やファーストフードのお店も多く、安くおなかを満たしたいときに便利です。 私たちはこの中の“L&L Hawaiian Barbeque”でコンボメニューを食べました。中国人(?)の店員さんはちょっと無愛想でしたが、魚も肉もボリューム満点です。 “L&L Hawaiian Barbeque”は渋谷にもお店があるようです。

ノース・ショア・ドライブ


ハエナ・ビーチパーク
滞在4日目(5/1 Wed)は、島の反対側、ノース・ショアへのロングドライブを楽しみました。 ポイプから一時間半、最初に到着したのはキラウエア灯台です。真っ青な海に突き出した半島の先に、かわいらしいデザインの灯台が建ちます。 シュノーケリングを目指していた私たちは、観光もそこそこに移動開始。プリンスヴィルの町を過ぎると、道路もグッと細くなり、いくつかあるレトロな橋はいずれも一車線。 対向車とは譲り合って渡ります。途中ハナレイの町を通ります。ここもノスタルジックな雰囲気漂う町で、レストランなどが集まっています。 そして町の向こうにはダイナミックなハナレイ渓谷の山々が望めます。さらに細い道を走ると、ハエナ・ビーチパークにたどり着きます。 お昼頃に到着すると駐車場はいっぱい。隙間を見つけて何とか駐車。ビーチに向かいます。 ハエナ・ビーチパークはすぐそばまで山々が迫っており、ダイナミックな感じ。ポイプとは違った景色で海水浴が楽しめます。 ただ、ここも珊瑚礁はほとんどありません。さらにビーチの先までいくといくらかリーフが広がっているようですが、時間がない我々に、そこまで足を延すことはできませんでした。 ハエナ・ビーチパークはトイレに更衣室、簡単なシャワーも整備されていて便利です。
ビーチで1時間も過ごすともう戻る時間です。ひたすら来た道を走り、途中カウアイ・ビレッジ・ショッピングセンターで買い物をしたりしながらホテルに戻るともう5時。 ポイプ・ショッピング・ビレッジのフラ・ダンスショーを楽しみ、さらにホテルの部屋からルアウ・ショーを楽しみます。

ナパリ・コースト・クルーズ (Na Pali Coast)


ナパリ・コースト・クルーズ
滞在5日目(5/2 Thu)は、ワイメア渓谷とならぶカウアイ島のもう一つのハイライト、ナパリ・コーストです。 ポート・アレンから出ているクルーズ船の一つ:Blue Dolphin CHARTERSのツアーに参加しました。 出港は8時。オフィスで各自同意書を書いて支払いとともに提出します。 時間になるとキャプテンの説明を聞いてぞろぞろとクルーズ船へ。ナパリ・コーストまでは片道約2時間のクルーズです。 船内では無料でシナモンブレッドとフルーツの朝食、ジュースやお菓子が振る舞われます。スタッフがまめに回ってジュースなどを配って回っています。 ナパリ・コーストが近づいてくると、イルカ、ウミガメ、そしてクジラ!にも会う事ができました。 見つけるたびに船を止めて、じっくりと観察させてくれます。
そしていよいよ海からのナパリ・コースト観光が始まります。 進むほどに海岸線は険しく、凹凸が激しくなっていきます。1000mの標高から一気に海に落ち込む岸壁は、頂上が雲の中。 その間を豆粒のような観光ヘリコプターがいくつも飛んでいきます。 浸食された岸壁は、まるで巨大なお城のようにも見えます。海からしか見られない絶景にしばし酔いしれます。 ここでもスタッフが気さくに船を回って、みんなの写真撮影を手伝ってくれます。
ひととおり観光を楽しんだ後はシュノーケリング&ダイビングタイム。そしてランチです。 残念ながらこちらも珊瑚礁はありませんでしたが、運が良ければウミガメと泳ぐ事ができます。 ランチはサンドイッチ、ハムやチーズ、野菜を自分で盛って好みのサンドイッチに仕上げます。 疾走するボードの上で、潮風を浴びながら食べるサンドイッチの味は格別です。
港に戻ると午後2時過ぎ。帰りはまたオールド・コロア・タウンに寄って観光しながらホテルに戻ります。

シダの洞窟 (Fern Grotto)


観光最終日(5/3 Fri)は、残り少ないガソリンを気遣いつつ、ワイルア川州立公園(Wailua River State Park)の観光です。
ワイルア滝
最初に向かったのはワイルア滝。荒野の中の一本道をひたすら走ると、終点に小さな駐車場。 そこが展望台となっており、二条に流れ落ちる滝を一望する事ができます。なかなか良い眺めです。 ここも人気スポットらしく、小さな駐車場にはつぎつぎと観光客の車がやってきます。
この次はシダの洞窟へ。着いたのは09:50分。 ボート乗り場付近はきれいに整備されていますが閑散としており、営業しているのかも心配になります。 ボートの出航時間は決まっており、09:30のつぎは11:00と書かれています。 しかし窓口で聞くと「Japanese speaking?(日本人ですか?)」と聞かれた上で10:00の船があるといいます。 チケットを買い、誰も乗っていないボートに乗り込みます。もしかして貸し切り?と思っていると、日本人のツアーバスがやってきました。
ホテルのビーチから眺める夕日
船のガイドさんも日系のおばちゃんで、流ちょうな日本語でガイドしてくれます。10:00時は日本人ツアー専用の船でした。 ガイドを聞きながらのんびりとジャングルのような川を30分も登ると洞窟につきます。 熱帯の茂みを5分ほど歩くとそこに荘厳な洞窟。思ったより結構大きく、アーチ状の形はどこかヨーロッパの教会を彷彿とさせます。 結婚式の場として使われているというのも納得です。
ここではダンサーが待機していて、観光の後一曲、結婚式で歌われるというフラを披露してくれます。 そしてそのままダンサーともども船に戻り、帰りの船はフラ大会となります。 なかなか楽しめました。
そして最後にオパエカア滝を見学。遠くにこちらも二条に落ちる滝を眺めます。道を挟んで反対側にもある展望台からは、先ほど乗ったシダの洞窟行きボートが進むワイルア川が一望に望めます。
最終日の午後は、オーシャンフロントの部屋のベランダに陣取り、心ゆくまで椰子の木が揺れる青いビーチを堪能しました。

早朝便で帰国


リフエ発の飛行機は午前06:29発。午前5時のレンタカーオフィスのオープンに合せて04:20にはホテルを出発します。 途中、街灯もなく真っ暗闇の中を、ガソリン給油の警告を点滅させながら空港に向かいました。 ちょっと遅れて5時10分頃にはオフィスがオープンして無事返却。飛行機にも間に合いました。 帰りもホノルルで乗り換えですが、荷物はそのまま積み替えてくれるので、ピックアップは不要です。