スマートプレイリストの作り方

スマートプレイリストとは、音楽データに付加されている情報(プロパティ)を使って、いろいろな条件にあう音楽を自動的に集めることが出来るプレイリストです。 アーティスト名やジャンルはもちろん、再生回数やサイズなど、最大26種類の条件を指定して抽出することが可能です。 ここではスマートプレイリストの作り方を解説します。

スマートプレイリストの作成方法

iTunes スマートプレイリストを作るには、iTunesの[ファイル]メニューから[新規]-[スマートプレイリスト]を選択します。
iTunesのメニューバーを表示する方法についてはiTunesの便利な設定をご覧ください。
iTunes またはiTunesの「プレイリスト」画面左下にある、 ボタンをクリックして「新規スマートプレイリスト」を選択してもOKです。
iTunes すると「スマートプレイリスト」の編集ダイアログボックスが表示されます。
iTunes ここでは、特定のアーティストを集めたスマートプレイリストを作ってみましょう。 「アーティストが」の右のテキストボックスに、あなたのお気に入りのアーティスト名を入れてみてください。 ここでは"Madonna"を指定してみました。 そこでOKをクリックすると「プレイリスト」欄にスマートプレイリストが作成されます。
をクリックすると、このスマートプレイリストに自動的に収集された曲が、先頭から順に演奏されます。
ここでプレイリスト名をダブルクリックすると、任意の名前に変更することが出来ます。 最初は指定したアーティスト名がそのまま入っています。
iTunes つづいて、作成したスマートプレイリストの条件を変更(編集)してみましょう。 「プレイリスト」欄で編集したいスマートプレイリストを選択し、 右クリックメニューから「スマートプレイリストを編集」を選びます。
iTunes すると先ほどのスマートプレイリストの編集ダイアログボックスが表示されます。 そこで、最初に入力した「アーティストが」の条件の右端にある「+」ボタンをクリックしてみてください。 すると条件を指定する行が1行追加されます。
iTunes 2行目に現れた「アーティストが」のドロップダウンリストから、追加したい任意の条件を指定してみてください。 ここでは、「ジャンルが」「ロック」「を含む」を指定してみました。

するとスマートプレイリストの曲がググッと絞り込まれます。 これで「Madonna」の「ロック」ばかりを集めたスマートプレイリストが完成しました。 同じようにして、条件をさらに追加することも出来ます。 「を含む」の部分を切り替えると、さらに複雑な条件も指定できます。 いろいろな条件で、みなさんの思い通りの曲を集めたスマートプレイリストを作ってみてください。

「ライブ アップデート」をチェックしておくと、iTunesのライブラリに曲を追加したり更新するたびに、 スマートプレイリストの中身も自動的に更新されて便利です。

スマートプレイリストの再生曲順

iTunes
スマートプレイリストの中の曲順は、条件によって自動的に決められています。 残念ながら、自由に演奏順序を入れ替えることは出来ません。 ただし、プレイリストの各項目の名前(図の赤枠で囲まれたところ)をクリックすると、その項目でソート(並び替え)することが出来ます。 例えば「名前」と書かれているところをクリックすると、そのカラムの色が濃くなり、曲の名前順にソートされます。 このあと、最初の、曲を追加した順に戻したいときには、プレイリストの項目名の一番左の空白(図の赤矢印が示しているところ)をクリックします。
また、各項目でソートしたあと、これをそのプレイリストの基本の曲順として保存したいときは、 そのプレイリストの名前を右クリックして表示されるメニューで「再生順序にコピー」を選択します。 以降、項目名の一番左の空白をクリックすると、このとき保存した曲順に戻ります。
iTunes
なお、ここに表示される項目の名前を変更するには、iTunesのメニューの[表示]-[表示オプション]を選びます。 これで音楽ファイルに記録された任意の情報に従った並べ替えが可能です。
また、スマートプレイリストの条件指定の「選択方法」の欄で、条件にあった曲をどのように並べるかを、ある程度指定することができます。
さらに、プレイリストを選択した状態で、iTunesの画面上部にある (シャッフルプレイ) のボタンをクリックするとシャッフルプレイを、さらに右クリックすると図のようなメニューが表示されるので、 シャッフルプレイやリピートプレイを指定することが出来ます。

iPod/iPad/iPhoneでの再生曲順


iPod/iPad/iPhoneでも、スマートプレイリストの中の曲順は、条件によって自動的に決められています。 その条件とは、下図に示す編集画面の「選択方法」の指定によります。 ここを「ランダム」に指定、あるいは指定しないとランダムな曲順になるようです。 ここを「アルバム」に指定するとアルバム名の昇順に並びます。 その他「アーティスト」や「名前」など、いろいろな条件で順序を指定することができます。 「上限」を適切に定めた上で、ここで順序の条件を指定してください。
しかし、この場合でも各条件の中の曲順はランダムになってしまいます。 もし一曲一曲の曲順を細かく指定したい場合はスタンダードプレイリストを使ってください。

スマートプレイリストで役立つ条件と作成例

スマートプレイリストを作成するときに役立つ条件と、それらを使った作成例について説明します。
「追加日が」
そのトラックがiTunesライブラリに追加された日付。 (iPod/iPad/iPhoneに転送された日付ではありません)
「最後に再生した日が」
そのトラックが、iTunesまたはあなたが保有しているいずれかのiPod/iPad/iPhoneで最後(もっとも最近)に再生された日付。
「最後にスキップした日が」/「スキップ回数が」
そのトラックが、iTunesまたはあなたが保有しているいずれかのiPod/iPad/iPhoneで最後(もっとも最近)にスキップされた日付またはスキップした回数。 そのトラックを再生開始してから2秒~30秒の間に、「次のトラック(早送り)」ボタンを押したときに、 そのトラックは「スキップされた」と判断され、その日付と回数がカウントアップされます。 あなたが「この曲は聴きたくない」と意思表示した日ですね。
ただし、そのトラックを再生開始してから、別のトラックを選択することによって曲を切り替えたときは、「スキップされた」とは判断されません。 また、この判定は第一世代iPod nano、第五世代iPod以降のモデルでのみ有効です。
「再生回数が」
そのトラックが、iTunesまたはあなたが保有しているいずれかのiPod/iPad/iPhoneで、最後まで演奏された回数。
「ラブが」/「評価(レート)が」
そのトラックのレーティング(順位付け)です。 Music(ミュージック)アプリで再生中に、 曲やアルバムごとに、「?(ラブ)」が「ラブ済み」「なし」「好きじゃない」の3段階、または評価が「★(星)なし」から「★★★★★(5つ星)」の6段階で指定できます。 「レート」は、iOS11から「評価」と呼び方が変わりました。
「プレイリストが」
スマートプレイリストの読み込み元に、すでに作成済みのスタンダードプレイリスト、またはスマートプレイリストを指定することも可能です。 この条件を使うと、より複雑な条件指定も可能になります。
これらの各条件と、「上限」での、容量(MB(メガバイト)/GB(ギガバイト))や時間指定を組み合わせると、 iPod/iPad/iPhoneの残容量にピッタリの、思い通りの便利なスマートプレイリストを作ることができます。
ここで、役に立つ例をいくつか考えて見ましょう。

2ギガバイトに収まる、一週間以上聞いていないお気に入りの曲リスト


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「最後に再生した日が[7(日)]以内ではない」+
  • 「最後にスキップした日が[7(日)]以内ではない」+
  • 「評価(レート)が[★★★~★★★★★]の範囲内」+
  • 「上限[(任意の数字)]GB」選択方法「ランダム」

2ギガバイトに収まる、アーティスト順に聞く、まだ聞いていないホップスリスト


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「再生回数が[0(回)]である」+
  • 「最後にスキップした日が[3(日)]以内ではない」+
  • 「いずれかの」ルールに一致+
  • 「ジャンルが[Pop]である」+
  • 「ジャンルが[ポップ]である」+
  • 「上限[(任意の数字)]GB」選択方法「アーティスト」
[「いずれかの」ルールに一致]という条件は、条件の右端にある「...」ボタンをクリックすると追加できます。

パソコンと同期しても同じ曲が再生されない、シャッフルプレイ用リスト1時間分


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「プレイリストが[任意のプレイリスト]である」+
  • 「最後に再生した日が[2(日)]以内ではない」+
  • 「上限[(任意の数字)]時間」選択方法「最も以前に再生した項目」

30GBの容量にぴったり収まるお気に入りの音楽


  • 「名前が[空白]を含まない」+
  • 「上限[29]GB」選択方法「最もレートの高い項目」
このプレイリストは、iPod/iPad/iPhoneに良い曲を厳選して詰め込むのに役立ちます。
条件に「名前が[空白]を含まない」だけを指定すると、ライブラリの全ての曲が選択されます。 ここではこの全ての曲のなかから、レートの高い順に29GB分の曲を選択しています。

一年以内に追加した、最近聞いていないお気に入りの音楽


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「追加日が[12ヶ月]以内」+
  • 「評価(レート)が[★★]より大きい」+
  • 「最後に再生した日が[7日]以内ではない」+
  • 「種類が[ビデオファイル]を含まない」
このプレイリストは、忘れていたGoodな曲を再発掘するのに役立ちます。「追加日が」と「最後に再生した日が」をいろいろ変更してみてください。 条件「追加日が[12ヶ月]以内」を削除すると、ライブラリ全体からピックアップしてくれます。

まだ見ていないテレビ番組を5話分


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「メディアの種類が[テレビ番組]である」+
  • 「番組が[番組名]である」+
  • 「再生回数が[0]である」+
  • 「上限[5]項目」+
  • 「選択方法:アルバム」
このプレイリストは、まだ見ていない何十話もあるテレビ番組を、余り容量の大きくないiPod/iPad/iPhoneに転送するのに役立ちます。 テレビ番組のプロパティをちゃんと設定していれば、パソコンとiPod/iPad/iPhoneを同期するたびに、自動的にまだ見ていない最新のテレビ番組5話分が転送されます。

以前見たテレビ番組を5話分


  • 「次の[すべての]ルールに一致」+
  • 「メディアの種類が[テレビ番組]である」+
  • 「番組が[番組名]である」+
  • 「最後に再生した日が[見始める日]より前」+
  • 「上限[5]項目」+
  • 「選択方法:アルバム」
このプレイリストは、以前に見た何十話もあるテレビ番組を、余り容量の大きくないiPod/iPad/iPhoneに転送するのに役立ちます。 テレビ番組のプロパティをちゃんと設定していれば、パソコンとiPod/iPad/iPhoneを同期するたびに、自動的に最新のテレビ番組5話分が転送されます。

iTunesのすべての音楽、ビデオ、ムービーを含むプレイリスト


  • 「次のルールに一致」のチェックを外す+
  • 「上限[パソコンのディスク全容量]GB」
iTunes
このプレイリストは、あなたのiTunesに登録されているすべての音楽、ビデオ、ムービーを含むプレイリストを生成します。 iTunesメニューの[表示]-[ステータスバーを表示]にしたうえで、このプレイリストを選択し、ステータスバーを見ると、あなたのiTunesに登録されているアイテムの総数、合計再生時間、容量を知ることができます。

「ライブアップデート」が有効になっていれば、iTunesと同期するたびに、これらのプレイリストの内容が自動更新されていきます。

デフォルトのスマートプレイリストの復元

もし、iTunesに最初から入っているデフォルトのスマートプレイリストを誤って削除してしまったときは、下記を参照して復元してください。

90年代ミュージック


  • 「年が」「1990」~「1999」「の範囲内」+
  • 「いずれかの」ルールに一致+
  • 「メディアの種類が」「ミュージック」「である」+
  • 「メディアの種類が」「ミュージックビデオ」「である」

クラシック音楽


  • 「いずれかの」ルールに一致+
  • 「メディアの種類が」「ミュージック」「である」+
  • 「メディアの種類が」「ミュージックビデオ」「である」
  • 「いずれかの」ルールに一致+
  • 「ジャンルが」「Classical」「である」+
  • 「ジャンルが」「Klassiek」「である」+
  • 「ジャンルが」「Classique」「である」+
  • 「ジャンルが」「Klassik」「である」+
  • 「ジャンルが」「Classica」「である」+
  • 「ジャンルが」「クラシック」「である」+
  • 「ジャンルが」「Clasica」「である」

トップ25


  • 「メディアの種類が」「Podcast」「ではない」+
  • 「再生回数が」「0」「より大きい」+
  • 上限「25」項目「再生頻度の最も高い項目」

トップレート


  • 「評価(レート)が」「★★★・・」「より大きい」

ミュージックビデオ


  • 「メディアの種類が」「ミュージックビデオ」「である」

最近再生した項目


  • 「最後に再生した日が」「2」「週間」「以内」+
  • 「メディアの種類が」「Podcast」「ではない」+
  • 上限「25」項目「ランダム」

最近追加した項目


  • 「追加日が」「2」「週間」「以内」+
  • 「メディアの種類が」「Podcast」「ではない」

購入したもの


  • 「いずれかの」ルールに一致+
  • 「種類が」「購入した」「を含む」+
  • 「種類が」「保護された」「を含む」

プレイリストの作り方全般については プレイリストの作り方・使い方のページで解説しています。 併せてご参照ください。