i文庫S/i文庫HDの使い方

iPhone
App Storeでは、タッチパネルモデルのiPod/iPad/iPhone向けに多くの種類の青空文庫を読むためのアプリが公開されています。 なかでも「i文庫」は多機能で、青空文庫に限らずテキストファイルや、画像としてスキャンしたコミック、PDFファイルも読むことができます。
「i文庫」の基本的な使用方法は、「i文庫」のオフィシャルサイトで丁寧に解説されています。 ここでは青空文庫以外のテキストファイルやコミックを「i文庫」で読む方法を中心に紹介します。

i文庫のダウンロード

まずはiTunesのApp Storeでi文庫をダウンロードして、iPod/iPad/iPhoneにインストールしてください。
  • i文庫HD/i文庫S

    iPhone

    nagisa ブック i文庫HD:800円/i文庫S:350円

    青空文庫の文学作品などを快適に読むためのアプリケーションです。 まるで紙の本を読んでいるかのようなインターフェイスにより、リアルで快適な読書を楽しめます。 青空文庫230冊を内蔵。10000を超える青空文庫の作品を随時、追加ダウンロードして読むことができます。 青空文庫以外に、自分で用意したテキストファイルなども読むことができます。 青空文庫形式に対応した記述であれば、ルビ・挿絵等も表示されます。 PDFやJPG形式の画像ファイルなども閲覧可能です。

青空文庫を読む

iPhone
「i文庫」をダウンロードしたら、まずは青空文庫を読んで見ましょう。 i文庫を起動すると左図のような「内蔵」本棚が表示されます。画面を左右にフリックすると別の本棚を見ることができます。 内蔵された200冊の中から、好きなタイトルをタップすれば読み始められます。 下のメニューの「青空文庫」をタップすると、10,000冊を超える青空文庫に簡単にアクセスできて、ダウンロード&読書が始められます。 「i文庫」の基本的な使用方法は、オフィシャルサイトで丁寧に解説されています。

電子書籍を作る:コンテンツの準備

書籍を解体/スキャンして電子書籍に変換する事を、俗称で「自炊」と呼びます。 ここではこの「自炊」の方法を解説します。
本

iPod/iPad/iPhoneにコンテンツを転送する

それでは、出来上がったZIP形式の電子書籍をi文庫に転送しましょう。

方法1:iTunesから転送


PC iPod/iPad/iPhoneをパソコンに接続すると、iTunesのデバイス欄の「ファイル共有」画面でファイルのやりとりが出来ます。 「App」の一覧から「iBunkoS」「iBunkoHD」を選ぶと、右にそのアプリに保存されているファイルの一覧が表示されます。
詳しくはiTunesでiPhoneの中にファイルを入れる/出す方法をご覧下さい。

方法2:FTPクライアントからアップロード


i文庫S/i文庫HDに内蔵されているFTPサーバーを使って、ファイルをパソコンから転送します。 iPod/iPad/iPhoneがFTPサーバーになるので、パソコンのFTPクライアントソフトから、電子書籍をiPod/iPad/iPhoneにアップロードします。
iPad iPhone FTPサーバーの起動
まず、iPod/iPad/iPhoneを自宅の無線LANに接続します。 つづいてi文庫S/i文庫HDの[フォルダ]-[その他]をタップすると、このようになります。 ここで「FTPサーバー」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。 ここで「start service」を[オン]にすると通信が開始できます。
PC つづいてパソコンで任意のFTPクライアントソフトを立ち上げてi文庫に接続します。 これはWindows標準搭載のFTPコマンドで接続した例です。
サーバーアドレス:「server address」欄のIPアドレス
ポート番号:「port」欄の番号
ユーザーID:“anonymous”
パスワード:なし
で繋がります。

ここではもっと簡単に、フリーのFTPクライアント「ffftp」を使って転送してみます。
PC まずはffftpのオフィシャルサイトから最新版のffftpをダウンロードしてインストールします。 そしてffftpを起動すると、このような画面になります。 「新規ホスト」をクリックします。
PC つづいてFTPサーバーの情報入力画面になります。
ホストの設定名
FTPサーバー(iPod/iPad/iPhone)の名前です。好きな文字列を入力します。
ホスト名(アドレス)
i文庫S/i文庫HDのFTPサーバーの「server address」欄のIPアドレスを入力します。
ユーザー名、パスワード
入力不要です。
anonymous
このチェックボックスをONにします。するとユーザー名、パスワードが自動的に設定されます。
その他は特に入力不要です。
PC つづいて「拡張」画面の設定を行います。 設定が必要なのは1カ所のみです。
ポート番号
i文庫S/i文庫HDのFTPサーバーの「port」欄の番号を入力します。「2100」になっているはずです。
入力が終了したら下の「OK」をクリックします。
PC するといま入力した設定が保存されています。 画面下の「接続」をクリックします。
PC iPod/iPad/iPhoneにつながり、左のような画面になります。 左側のウインドウはパソコンを、右側のウインドウはiPod/iPad/iPhoneのi文庫の「フォルダ」の中身を表示しています。 エクスプローラーのようにフォルダを作ったり、ファイルをドラッグ&ドロップで転送したり、右クリックメニューで削除したり出来ます。
PC iPod/iPad/iPhoneにフォルダを作る
メニューから[コマンド]-[フォルダ作成]を選べばiPod/iPad/iPhoneにフォルダを作ることが出来ます。
PC iPod/iPad/iPhoneにファイルを転送する
左側のウインドウで、パソコン内の転送したいファイルを選択した上で、メニューの青い矢印「アップロード」ボタンをクリックすれば、選択されたファイルがiPod/iPad/iPhoneに転送されます。 あとはi文庫S/i文庫HDのFTPサーバーを「オフ」にし、パソコンは停止しても構いません。 iPod/iPad/iPhoneでi文庫S/i文庫HDの「フォルダ」を見ると、作ったフォルダや転送したファイルの一覧が見えるはずです。

方法3:FTPサーバーからダウンロード


NASなどを使って自宅にFTPサーバーを立てている場合は、そこに格納した電子書籍を、i文庫S/i文庫HDに直接ダウンロードすることができます。 パソコンは不要です。 さらに自宅のNASにVPNサーバーを立てれば、外出先からVPN接続で、自宅の電子書籍を直接ダウンロードすることができます。
iPad iPhone 接続先FTPサーバーの設定
まず、iPod/iPad/iPhoneを自宅の無線LANに接続します。 つづいてi文庫S/i文庫HDの[フォルダ]をタップすると、このようになります。 ここで左上の「新規」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。「FTP」をタップします。
iPad iPhone するとこのような画面になります。FTPサーバーへログインするための設定を入力します。 すべてを入力したら、画面右上の「ログイン」をタップします。
フォルダ名
このFTP接続を区別するための名前を考えます。接続先のサーバ名などでもよいでしょう。
サーバ
接続先のサーバのIPアドレスを入力します。
ポート番号
FTP接続のポート番号を入力します。通常は変更不要です。
ID/パスワード
FTPサーバへのログインIDとパスワードを入力します。
iPad iPhone FTPサーバへのログインが成功すると、そのフォルダが見えます。 順にたどって電子書籍を格納したフォルダを開き、目的の電子書籍をタップするとiPod/ipad/iPhoneにダウンロードされてきます。

i文庫でコンテンツを楽しむ

iPad iPhone パソコンから転送したオリジナルコンテンツは、i文庫S/i文庫HDの「フォルダ」から読みます。
あるいは、直接本棚に登録したときは、本棚から読みます。
iPad iPhone このように、FTPでiPod/iPad/iPhoneの中に作成したフォルダが見えています。
iPad iPhone 任意のフォルダをタップすると、転送したZipファイル一覧が見えます。
iPad iPhone 画像ファイルしか入っていないzipを選択すると、いきなり画像が表示されます。 左右にフリックするとページ送りができます。 ダブルタップやピンチアウト・ピンチクローズで拡大/縮小ができます。
iPad iPhone 挿絵入りの青空文庫形式テキストが含まれたzipファイルを選択すると、このようなメニューが表示されます。 読むときは「.txt」ファイルを選択します。
iPad iPhone このように表示されます。
iPad 本体を横置きにすると見開き2ページの表示とすることもできます。
iPad iPhone 読書中に画面をタップすると、このようなコントローラーが表示されます。 画面下に表示されているトラックバーを左右にドラッグすると、ページの早送り、巻き戻しができます。 また画面左上、右上には各種機能を呼び出すボタンが並んでいます。
iPad iPhone 「設定」、「文字」の各メニューから、表示や文字サイズ、背景色など、実に多くの項目についてカスタマイズが可能です。 いろいろ設定してみて、読みやすいように調整してください。
iPad iPhone しおりを挟む
アプリを閉じるときには、最後に開いていたページが自動的に記録されます。 次にアプリを開くと、すぐにそこから読むことが出来ます。
「本棚」から他の本を選んでも、最後に開いていたページは自動的に記録されます。 複数の本を同時に読み進めることも可能です。
気になったページがあれば、画面右上の(しおりをはさむ)アイコンをタップして、今の場所を記録しておきましょう。 すると、(しおり一覧)からいつでもそのページに飛ぶことが出来ます。
iPad iPhone しおり
これがしおり一覧画面です。 最後に開いていた、自動的に記録されたページも、しおりの一つとして保存されています。
iPad iPhone 「本棚」には、読書中の書籍一覧が表示されます。 それぞれの本の最後に読んだページに、いつでも戻ることが出来ます。