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Apple Watchの基本操作

iPhoneとの接続

Apple Watchは、まず最初にiPhoneとの接続(ペアリング)を行う必要があります。 詳しくは下記をご覧ください。

本体各部の名称

クリックすると拡大します。

Apple Watch

電源ON・OFF/リセット

電源ON
iPhone デジタルクラウンの下にあるサイドボタンを長押しすると、画面にアップルのロゴが表示され、Apple Watchの電源が入ります。 起動には約1分ほどかかります。
使用中に画面が暗くなってしまったら、画面をタップすると点灯します。 また、腕を下げるとスリープ状態になります。
電源OFF
iPhone サイドボタンを長押しすると、図のような画面となります。 この画面からは 緊急SOS に関する各種機能を呼び出すことができます。
電源をOFFにするには、画面右上にある (電源) アイコンをタップします。
iPhone するとこのような画面になります。 「電源オフ」を右にスライドすると「電源オフ」になります。
なお、Apple Watchに使用されているリチウムイオンバッテリーは 「満充電」または「空」の状態で長時間放置されると劣化して、全く充電できなくなってしまいます。 長時間(約10日以上)使わないときは約40~70%程度の充電状態で保管します。
リセット
iPhone デジタルクラウンとサイドボタンを同時に10秒以上押し続けると、Apple Watchの画面にアップルのロゴマークが表示され、リセット(強制再起動)がかかります。

基本操作

画面のスワイプ


時計画面を上から下へスワイプすると「 通知 」画面が表示されます。 また、下から上へスワイプすると「 ウィジェット 」が表示されます。
時計画面で、画面を長押しすると 文字盤の編集モード に切り替わります。そこで左右にスワイプすると、文字盤を切り替えることができます。

サイドボタン


サイドボタンをクリックすると、「コントロールセンター」が表示されます。 サイドボタンをダブルクリックすると、 Apple Payの支払い画面 を呼び出すことができます。

デジタルクラウン


デジタルクラウンをクリックすると、ひとつ前の画面に戻ります。 何度がデジタルクラウンをクリックすると、いつかは時計画面に戻ることができます。
時計画面でデジタルクラウンをクリックすると ホーム画面 に、ホーム画面でデジタルクラウンをクリックすると時計画面に切り替わります。
デジタルクラウンを長押しすると Siri を呼び出すことができます。Apple WatchとiPhoneを音声でコントロールできます。
デジタルクラウンをダブルクリックすると、 アプリスイッチャー/Dock画面 が表示されます。

watchOS10の変更点


コントロールセンターとドックの呼び出し方法が変わりました。 時計画面の左右フリックで文字盤を切り替えるには、 事前設定 が必要になりました。 また新たにウィジェット画面が追加されました。

ホーム画面:アプリの起動とアイコン配置の変更

iPhone デジタルクラウンをクリックするたびに、ホーム画面と時計画面が切り替わります。 ホーム画面を上下にドラッグまたはデジタルクラウンを回すと、ホーム画面をスクロールすることができます。
ホーム画面のアイコンをタップすると、アプリが起動します。
ホーム画面のアイコンの配置は、画面全体にアイコンがちりばめられた「グリッド表示」と、アプリ名が一覧表形式に並ぶ「リスト表示」が選べます。 これは「グリッド表示」です。
iPhone 「リスト表示」に切り替えるとこのような画面になります。
ホーム画面を一番下までスクロールすると、「グリッド表示」または「リスト表示」のボタンが現れます。 これをタップすると表示方法を切り替えることができます。
iPhone あるいは Apple Watchの(設定)-[アプリ表示] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[アプリ表示] で、「グリッド表示」または「リスト表示」に切り替えることができます。
iPhone iPod/iPad/iPhone同様、ホーム画面を長押しすると、アプリのアイコンがブルブルと震えはじめ(Jiggle(揺れる) mode : ジグルモード) 、アプリアイコンを移動したり削除したりできます。
または、iPhoneの (Watch)-[マイウオッチ]-[アプリ表示]-[配置]画面で、ホーム画面のアイコンの位置を変えることができます。
iPhone ホーム画面を一番上までスクロールし、さらに上から下に向かってスワイプするか、デジタルクラウンを左(下)方向に回すと、上から ウィジェット画面 が下りてきます(watchOS10以降)。

Siriの起動方法

どの画面からでも、デジタルクラウンを長押しするとSiriを呼び出すことができます。 また、iPhoneで「Hey Siriを有効」にしていると、Apple Watchに対して「Hey Siri」または「Siri」と呼び掛けても起動できます。 さらに、 Apple Watchの(設定)-[Siri]-[手首を上げて話す] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[Siri]-[手首を上げて話す] を タッチパネル:ON(オン) にすると、ただ腕を持ち上げて話し始めるだけでOkとなります(WatcOS5 & Series 3以降のみ対応)。

マナーモードに切り替える方法:手で覆って消音

Apple Watchの(設定)-[サウンドと触覚]-[消音モード] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[サウンドと触覚]-[消音モード] を タッチパネル:ON(オン) にすると音を消すことができます。 iPhoneと異なり、アラームも音が鳴らなくなり、振動だけでの通知になります。
また Apple Watchの(設定)-[サウンドと触覚]-[カバーして消音] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[サウンドと触覚]-[カバーして消音] をタッチパネル:ON(オン)にしておくと、Apple Watchを手で覆うことで、その時鳴っている音を消すことができます。

Apple Watchの名前を変える方法

Apple Watchには、自動的に「(ユーザー名)のApple Watch」という名前が付けられます。 これを変えたいときは、ペアリングしたiPhoneで (Watch)-[マイウオッチ]-[一般]-[情報]画面で、「名前」欄をタップして修正します。

ウィジェット画面の使い方

ウィジェット画面
Apple Watchの文字盤を下から上に向かってスワイプするか、デジタルクラウンを右(上)方向に回すと、ウィジェット画面が表示されます(watchOS10以降)。 気になるアプリからの情報をいつも目に留まるところに置いておくことができます。

アプリスイッチャー/Dock(ドック)の使い方

アプリスイッチャー/Dock(ドック)画面
Apple Watchのデジタルクラウンをダブルクリックするとアプリスイッチャー/Dock(ドック)画面が表示されます(watchOS3以降)。 高速に最近使ったアプリを起動することができます。

コントロールセンターの使い方

コントロールセンター
Apple Watchのサイドボタンをクリックすると、コントロールセンター画面が表示されます(watchOS3以降)。 便利な機能に素早くアクセスできます。

時報を鳴らす、時刻を読み上げさせる

Apple Watchでは、毎正時に時報を鳴らしたり、画面の長押しで時刻を読み上げさせることができます(watchOS6以降)。

Apple Watch単独でできること

Apple WatchとiPhoneはBluetooth通信で接続され、そのほとんどの機能はiPhoneの補助なしでは使えません。 しかし下記の各機能は、iPhoneなしでも使用可能です。
  • 時計、アラーム、タイマー、ストップウオッチ
  • アクティビティアプリで活動量の計測、確認
  • ワークアウトアプリでワークアウトの計測、確認
  • 心拍計アプリで心拍数を読む/マインドフルネスアプリで深呼吸をする
  • リマインダーをセット/承認する
  • Apple Watchに転送した音楽の再生
  • Apple Watchに転送した写真の表示
  • Apple Payを使ったクレジットカード決済
また、Apple Watchがネットにつながっている場合は、下記の各機能も使用可能です。
  • メッセージアプリ/メールアプリでのメッセージの送受信
  • 天気アプリで天気をチェックする
  • 株価アプリで株価をチェックする
  • ホームアプリでHomeKit対応の家電などを制御する
  • Wi-Fi接続をサポートするその他アプリを使用する
  • iPhoneで契約している電話番号の電話に出る/電話をかける
Apple Watchが単独でネットにつながるのは、iPhoneが使っているWi-Fiネットワークの電波到達範囲にある場合、 またはApple Watch Series 3以降の「GPS+Cellularモデル」で、Apple Watchが直接携帯電話回線へ接続している場合です。 Apple Watchは、iPhoneが使っているWi-Fiアクセスポイントに接続できます。

画面の拡大、文字の拡大、表示の調整

AppleWatchの画面切り替え
画面の小さなApple Watchでは、それを補助するための各種機能が搭載されています。 Apple Watchの(設定)-[アクセシビリティ]-[ズーム機能] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[アクセシビリティ]-[ズーム機能] を タッチパネル:ON(オン)にしておくと、 2本指のタップで画面拡大、2本指のドラッグで拡大画面の移動ができるようになります。 同じ画面には文字の太さを変えるオプションなど、表示の調整の機能がいくつか準備されています。
Apple Watchの(設定)-(画面表示と明るさ) または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-(画面表示と明るさ) では、文字のサイズ、太さが調整できます。

ナイトスタンドモード(目覚まし時計)

AppleWatch Nightstand mode
Apple Watchを充電器に接続し、本体を横置きにすると「ナイトスタンドモード」になります。 図のような時計表示となり、目覚まし時計として使えます。 画面をタップするか、デジタルクラウンをプッシュするか、Apple Watchを置いた机を軽くつつくと振動を感知して画面が点灯し、時計が表示されます。 そして画面右上の充電中アイコンをタップすると、バッテリーの残量がパーセントで表示されます。
アラームアプリを使うか、デジタルクラウンを長押しして、Siriに目覚ましの設定をお願いしてください。 時間が来るとApple Watchの画面が点灯し、アラーム音が鳴ります。 アラームを止めるにはサイドボタンをプッシュします。9分間のスヌーズを有効にするにはデジタルクラウンをプッシュします。
ナイトスタンドモードは、 Apple Watchの(設定)-[一般]-[ナイトスタンドモード] または iPhoneの(Watch)-[マイウオッチ]-[一般]-[ナイトスタンドモード] でON/OFFできます。

過去・未来の予定を確認する:タイムトラベルモード

(この機能はiOS12/watchOS5以降では削除されました)
ペアリングしたiPhoneで (Watch)-[マイウオッチ]-[時計]画面で、「タイムトラベル」を タッチパネル:ON(オン)にしておくと、過去・未来の予定を簡単に確認できます。 デジタルクラウンを回すと、文字盤画面に表示しているコンプリケーションの情報が、過去・未来のものに変わります。 デジタルクラウンをクリックすると現在時刻に戻ります。 なお、コンプリケーションに、カレンダーなどイベントを表示するものを設定していないと効果はありません。

緊急SOS/メディカルID/転倒・衝突検出/バックトレース

iPhone
Apple Watchのサイドボタンを長押しすると、「メディカルID」を表示したり、緊急連絡先に電話したりすることが可能です。
「メディカルID」をスライドすると、iPhoneの (ヘルスケア)アプリで作成したメディカルIDを表示することができます。 メディカルIDとは、血液型やアレルギーなど、あなたが緊急事態に陥った時に、医者に必要な情報を提示出来る機能です。
また「緊急SOS」をスライドすると、「警察(110番)」「海上保安庁(118番)」「火事、救急車、救助(119番)」のメニューが表示されます。 この通知先は、あなたがいる国と地域によって自動的に切り替わります。世界中どこにいても現地の警察などへ緊急呼び出しができます。
さらにApple Watch Series 4以降では、ユーザーの「落下」「転倒」「スリップ」を検出・警告し、 またSeries 8以降では重大な交通事故を検出し、必要に応じて緊急連絡先に通知することができます。
そして (コンパス) アプリのバックトレース機能を使うと、道に迷ったときに、元の場所に戻ることができます。
詳しくは 非常事態に緊急連絡先に通知する「緊急SOS」の使い方 Apple Watchのコンパス(方位磁石)/水平儀の使い方 をご覧ください。

低電力モード

iPhone
Apple Watchのバッテリー残量が10%を切ると警告が表示され、「低電力モード」に移行するか否かを尋ねられます。 低電力モードを有効にすると、バッテリーが約2倍長持ちします。
その代わり、常時画面ON機能や、各種センサー、Wi-Fiがオフになります。 通知のチェック頻度も低下します。 心拍の計測頻度も低下します。
しかしその他のほとんどの機能は継続して使用可能。 Apple PayやSuica/PASMOも使用できます。 詳しくは Apple Watchの低電力モードと省電力モードの使い方 をご覧ください。

文字の入力方法

iPhone
Apple Watchでは、音声入力、キーボード、絵文字、スクリブル(手書き文字入力)などの方法で文字入力することができます。 また、入力した文字を訂正・修正・再入力したり、そばにあるiPhpneで文字入力することもできます。 詳しくは Apple Watchで文字入力する方法 キーボード、手書き入力、音声入力、絵文字 をご覧ください。

画面に触れずに片手で操作する

iPhone
Apple WatchでAssistiveTouch(アシスティブ・タッチ)という機能を有効にすると、画面に触れずに片手で操作することができます。 詳しくは AssistiveTouchの使い方 Apple Watchを画面に触れずに片手で操作する をご覧ください。

置き忘れたApple Watchでチャイムを鳴らす

iPhoneの コントロールセンター にある「Watchを呼び出す」ボタンをタップすると、ペアリングされているApple Watchでチャイムを鳴らします(iOS17以降)。置き忘れたApple Watchの場所を確認するのに使います。

アプリの強制終了

Apple Watch上でアプリの反応が無くなったとき、表示や動作がおかしい時は、そのアプリだけを強制終了させます。 「電源オフ」スライダーが表示されるまでサイドボタンを長押しし、つづいてホーム画面が出るまでデジタルクラウンを長押しします。 詳しくは Apple Watchのアプリを強制終了/再起動する方法 アプリが停止/ストールした時の対策 をご覧ください。

国によって使える機能・使えない機能

Apple Watchに搭載されてる機能のいくつかは、使用する国のサポート準備状況や、法規制の制限などにより、使える機能・使えない機能があります。 詳しくは、アップルの watchOSで利用できる機能 のページをご覧ください。

オンラインマニュアル

アップルは、iPod/iPad/iPhoneのブラウザSafari(サファリ)からアクセス可能なオンラインマニュアル「iPod/iPad/iPhoneユーザーガイド」を公開しています。
また、この画面は (Watch)-[マイウオッチ]-[一般]-[情報]-[Apple Watchユーザガイドを表示]からも見ることができます。
使い方を忘れたとき、ちょっと確認したいときに便利ですね。
さらに、アップルのiPod/iPad/iPhoneのマニュアルダウンロードページ では、このオンラインマニュアルをiBook(ePub)形式ファイルにした詳しい説明書をダウンロードすることができます。

もっとApple Watchのことを知りたい