ペーパークラフト:アポロ発射台&クローラー

紙に印刷されたパーツと、組み立て方を説明したPDFファイルが格納されたCD-ROMのセットです。 発射台(LUT)、クローラーはそれぞれ別売となっています。発射台(LUT)も、Saturn V用と、SkylabミッションのSaturn IB用(MilkStool)があります。
スケールも1:144、1:100、1:96、1:70が揃っており、各社のSaturnVモデルに合わせることができます。
購入は米eBayから、支払いはPayPalが利用できます。 注文から到着までは約3週間弱。複数の商品を一括で注文すると、重複した送料をPayPal口座に返金してもらえます。
1:144の場合価格送料
Launch Umbilical Tower LUTUS$39.69US$22.64
Launch Pedestal"MilkStool"US$19.72US$14.26
Crawler Transporter for Saturn VUS$19.69US$14.26
1:144の場合、上記3点をまとめて購入するとUS$23.00の返金があり、合計US$107.26(約11,000円)となります。

パッケージ

写真の様なビニール袋のようなパッケージに入って届きます。 パーツが印刷された紙がロールに巻かれて入っています。 また、組み立て方を説明したPDFファイルが格納されたCD-ROMも入っています。 PDFファイルは、複数のキットを購入した場合も、すべて一枚のCD-ROMに格納されています。

Crawler Transporter

Crawler Transporterのパーツ一式
スケール1:144の場合、A3のシート10枚にパーツが印刷されています。 うち一枚は、段ボールなどで補強パーツ(subsupport)を作るための型紙です。
補強パーツ(subsupport)
厚さ2ミリのスチレンボードを使って補強パーツを作ってみました。 画材店でA3のスチレンボードが1枚約200円で購入できます。 Crawler Transporterでは、上手くパーツを割り当てるとA3のスチレンボード1枚で足ります。
Crawler完成写真
Side1側です。 補強パーツが入っているので、重いものを載せてもつぶれることはありません。
これもSide1側です。
制作には週末しか使えないので、完成まで1ヶ月半程度かかりましたが、実質投入工数は10日程度です。
これはSide3側です。LUTにつながる階段が見えます。
これは上からです。手前がSide3側です。
これは下からです。ケント紙の帯を使ってフレームを再現してみました。
スケールは1:144を選択しました。ボールペンとの比較で大きさが想像していただけますでしょうか。

Launch Umbilical Tower LUT

Launch Umbilical Tower LUTのパーツ一式
スケール1:144の場合、A3のシート18枚にパーツが印刷されています。
補強パーツ(subsupport)
これは厚さ2ミリのスチレンボードによるML(MobileLauncher)部分の補強パーツです。 これだけでA3のスチレンボードを3枚も使用してしまいます。
全景
完成写真の全景その1:Side4からの撮影です。
こちらも制作には週末しか使えないので、完成まで3ヶ月程度かかりましたが、実質投入工数は30日弱程度です。
完成写真の全景その2:Side1からの撮影です。
1:144スケールの場合、台座(MobileLauncher)部分のサイズは約30cm×約35cm、全高は1m程度になります。 しかし素材は紙とスチレンボードなので、片手でも持ち上げられる軽さです。 強度の維持のため、要所要所にケント紙を裏張りしています。
完成写真の全景その3:Side2からの撮影です。
すべてのSA(SwingArm)は可動します。
完成写真の全景その4:Side3からの撮影です。
アポロコマンドモジュールと接続するSwingArm No.9:「ホワイトルーム」周りのクローズアップです。
ML(Mobile Launcher)周りのクローズアップです。 SatrunVはそのまま乗っける形になります。 この近辺のパーツは、SatrunVと現物あわせで位置決めします。 完成後、最後に取り付けると良いでしょう。
SatrunVとの位置関係はこんな感じです。
SA(Swing Arm)2~6周りのクローズアップです。 各階に斜めに入っている骨組みは、直径3mmの プラ材 丸棒(Amazon) を使いました。 全部で18階あるフロアの組み立ては根気との勝負です(笑)。
ホワイトルーム~クレーン周りのクローズアップです。 もちろんクレーンは回転します。
クレーンの骨組みはプラ板で作り直した方が良いかもしれません。 そのままキットの紙パーツで作ったら、ヨタヨタしてしまいました。
この作品には、実は重大な秘密が隠されています(笑)。
我が家の狭い住宅事情に合わせて、このように分解できるように作ってあるのです!! すべてのSwingArmの付け根には小さなネオジム磁石を仕込んでいて、タワー側に隠された鉄板を使って着脱可能になっています。
さらに重大な秘密その2!!。 実は光るんです。
秘密の種明かしです。 高輝度LED8個と光ファイバーを使って、電照ギミックを仕込みました。 使用したLEDは、写真では緑色に写ってしまっていますが、実際は「電球色」です。
高輝度LEDの点灯は定電流昇圧回路を使って、単四乾電池2個で駆動しています。
定電流昇圧回路は、オーディオQさんのSU-CR20というキットを使いました。
各フロアから光ファイバーを使って、各階15個ずつ取り付けたビーズに導光しています。 結構リアルになります。
光ファイバーは、三菱レイヨンの「エスカ」という製品を使用しています。 直径0.5mm、100m巻きのGCK-20Eという製品が、東急ハンズなどのクラフトコーナーで1,700円程度で買えます。
タワーをひっくり返して見たところです。 エレベーターシャフトの中に照明を仕込み、ここから光ファイバーでビーズに導光している様子が分かるでしょうか。
夜の全景はこんな感じになります。
ビーズは百円ショップで見つけた適当なものに、ピンバイスで0.6mmの穴を開けて、瞬間接着剤で光ファイバーと接続します。 ビーズは丸いものより、ダイヤカットのデザインのほうが光が散乱して具合が良いようです。
ここからは、バンダイの「大人の超合金 アポロ11号&サターンⅤ型ロケット」との組み合わせ写真です。

Launch Pedestal "MilkStool"

Skylab計画で、Saturn IBロケットを、Saturn V用のLUTから打ち上げるために作られた、通称ミルクスツールです。 スケール1:144の場合、A3のシート10枚にパーツが印刷されています。

ペーパークラフトキット組み立てガイド


必要な道具


ペーパークラフトキットの素材は紙ですから、紙工作の道具があればOKです。 ただこのキットはパーツが非常に小さいので、一般の文房具だけでは役不足です。 模型組み立てに使う一般的な工具がそろっていれば問題ありません。 なじみの薄い方のために、ちょっと説明を・・・

写真上は接着剤です。
一番左は、広い面積の接着を一気に行うスプレーのりです。 大きなパーツを補強剤となるスチレンボードやケント紙などに貼り付けるのに役立ちます。
なお、広い面積を接着するには、水で薄めた木工ボンドを筆で塗る、という方法も使えます。 ただこの方法は水分が多く含まれるので、乾燥後にパーツが大きく反ってしまいます。 こんな時は一晩辞書などを重しとして載せて、平らにします。
その隣は木工ボンドです。紙どうしの接着に使います。100円ショップでも購入可能です。 乾くと透明になるのではみ出しても問題ありません。 しかし、普通の木工ボンドはノズルが太く、今回のキットには不向きです。
右端にあるような、ノズルの細いクラフト用ボンドが便利です。 しかし、これも中身は木工ボンドと同じ素材:酢酸ビニル樹脂です。水との混合比が若干異なっているようです。
このほかに、スチレンボードや発泡スチロールを使う場合はペットボトル用ボンドを、 金属やプラスチック、アルミホイルなどを使う場合はゴム系ボンドをそろえる必要があります。

下段はカッター類です。
まずは金属物差し。 プラスチック製だとナイフで物差しを削ってしまいます。ペーパークラフトには金属物差しは必須です。 裏に滑り止めが付いている 「シンワ アル助」の滑り止め付シリーズがお勧めです。 このキットの制作には45センチ長のものがよいでしょう。
アートナイフ(クラフトナイフ) は彫刻刀のように使って、パーツを整形します。カッターナイフでも代用可能です。 持ち手部分にゴムが付いているタイプがお勧めです。
あとは細かいパーツを扱うために精密ドライバーピンセットがあると便利です。
そして下に敷いてあるのがカッティングマットです。 机を傷付けないために、これも必須の道具です。 写真はA4サイズのものですが、このキットの制作にはA3サイズがよいでしょう。

これらの工具はいまやオンラインショップでも購入可能です。 近くにお店のない方は、こちらをご利用ください。

塗料


素材が紙ならどんな塗料でも使用可能です。 水性のホビー用塗料であれば、不快なにおいもなく、筆も水で洗えるので便利です。
また、裏移りのしないタイプの水性カラーペンを何色か準備しておくと便利です。 さらに、紙の断面は白く、そのままでは目立つので、組み立て後にグレーの水性カラーペンをタッチアップすると落ち着きます。 水性サインペン プロッキーシリーズがお勧めです。

このほかにあると良いもの


スチレンボードは補強パーツ(subsupport)を作るのに便利です。 キットの説明では段ボール(cardboard)を使用するよう指示がありますが、加工のしやすさ、塗装の容易さからスチレンボードの使用をお勧めします。 建築模型の作製などに使用するもので、スチロールの板の両面に紙が貼り付けられたものです。 厚さは2ミリからいろいろあります。画材店などで入手可能です。
ケント紙は、補強が必要なパーツの裏面に貼り付けます。 製品としてはいろいろな厚さがありますが、一堂に取りそろえている画材店は少ないようです。 とりあえずお店にあるもので、A3サイズのものを数枚買っておくと良いと思います。
プラ棒、針金は、棒状のパーツの代用として使用します。 キットには紙を丸めて作るよう、パーツも揃っていますが、きれいに細い円筒形を作るのは困難です。 スケール1:144の場合は、直径3ミリのプラの丸棒が鉄骨のパーツに、直径2ミリの針金がLUTの配管に使えます。 針金は、外側に色の付いたビニールが巻かれた、手芸用のカラーワイヤーを使うのが、塗装も不要で便利です。 手芸店や模型店で購入可能です。